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【二輪車】ヤマハ発動機、インドでの販売台数がタイを抜く

第3四半期の決済発表によると、ヤマハ発動機(以下、ヤマハ)のインド事業は急速に拡大しており、長年当社の中核市場であったタイ事業を抜いたと発表された。第3四半期の結果、2013年7~9月のインドでの二輪車の販売台数は12.7万台であり、一方でタイにおける販売台数は7.3万台であった。また今年1~9月では、インドでの販売台数が33万台、タイでは28.4万台であった。
当結果は2012年の売上状況から大きな転換となっており、2012年7~9月ではインドでの販売台数が8.6万台、タイでは13.7万台であった。さらに、2012年1~9月では、インドが24.7万台、タイが43.4万台であり、当時は2倍近くの差が見られた。

現在の販売状況が続けば、ヤマハにとってもう1つの重要な市場であるベトナムも来年にはインドに抜かされる可能性がある。今年の第3四半期では、7~9月のベトナムの販売台数は16万台であり、インドの12.7万台をわずかに越している。しかし、2012年同四半期では、ベトナムが19.9万台、インドが8.6万台であり、差は確実に縮まっている。

同社のインドネシアにおける今年度の販売台数は、7~9月が約60万台、1~9月は187万台であり、同社の重要な市場だ。この勢いが続くと、インドネシアにおける同社の2013年の販売台数は250万台に達する見込みだ。

2015~16年には、インドが同社にとってインドネシアに次ぐ重要な市場になる可能性がある。同社はインド市場に比べるとASEAN諸国の市場におけるプレゼンスの方が大きい一方で、インド市場は事業の見通しについて楽観的になれるほど需要が膨大である。インドネシア、ベトナム、タイや台湾を含むASEAN諸国における二輪車業界全体の販売台数は1,307万台と推定されており、インド市場における推定1,400万台よりも少ない。
また、今年度発表された中期経営計画では、同社は成長市場であるインドの重要性を強調した。その一方で、タイ、インドネシア、ベトナムや台湾等のASEAN諸国やコロンビア、ブラジル、アルゼンチン、メキシコ等のラテンアメリカ市場の売上は横ばいになる見通しと発表している。
同社は2016年までに、インドにおける二輪車の販売台数を輸出含め100万台まで増加させることを目標としている。インドでは、スクーターの”Ray”モデルを復活させると共に、通勤で活用できるような安価な二輪車に注力する見通しだ。また、インド事業における品質・コスト競争力を考慮した製品開発は、将来成長の可能性があるアフリカや世界各国にも販売する計画も検討している。

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