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【電気二輪車】インドの電気スクーターメーカー、新工場の設立に向けて3億ルピー投資予定

バンガロールに拠点をおくGo Green BOV社は、同社の事業拡大に向けてPEファンドやインパクト・インベストメントから3億ルピー(500万ドル)の投資を受ける計画だ。インパクト・インベストメントを行う投資家は、経済的な収益のみならず、社会問題の解決という形で結果を生み出すことを目的としている。

インドで初めて電気スクーターを発売した同社のスクーターは、1回の充電で100㎞走ることができる。同社は今後1億8,000万ルピーを投資し、電気スクーターのモーター、コントローラー、ABS部品やその他のアクセサリを製造する総合工場の設備を建設する予定である。
Go Green BOV社は2007年にDhivik Reddy氏によりベンチャー企業として立ち上げられた。設立の初期投資は家族や友人から資金調達を行ったが、現在はビジネスの拡大に向けてPEファンドからの投資受け入れを視野に入れている。

「これまで我々は工場の設立に向けて自己資金から9,000万ルピーを投資してきた。この工場では、一ヶ月で700台のスクーターを製造できる。さらに2億2000万ルピーを投資して、一ヶ月で1,800台を製造できるようにする予定だ。」と同社のExecutive Director、Reddy氏は語る。同社は現在、投資の拡大に向けて複数のPEファンド、投資家やベンチャーキャピタリストやインパクト・インベスターと資金調達の交渉を進めている。

Go Green社は、新しい工場の建設のためにカルナタカ州のKolarに約60エーカーの土地を確保している。また、韓国の電池メーカー、及びHyderabadに拠点を置く現地企業とも合弁会社を立ち上げ、1日200個の鉛蓄電池を生産する工場を設立する予定だ。さらに、将来的には鉛蓄電池をブランド化し市場展開する見通しである。
「現在、インドで電気スクーター用の交換バッテリーを製造するのはExide Industries社のみであり、南部地域のみで一ヶ月あたり約8,000個の電池を販売している。我々は自社の高品質な電池を活用し電池市場に参入したいと考えている。競合製品のライフサイクルが306サイクルであるのに対し、我々の製品は427サイクル使用することが可能だ。この製品で我々はインドの電池市場において大部分のシェアを獲得することを目指している。」とReddy氏は語る。
Go Green BOV社の新しいスクーターモデル”Kavach”は、1回の電気充電で100㎞走行することができ、インドで最も高効率の電気バイクと言われている。

「我々は現在、車台しか製造していないが、今後は電池、車台、コントローラー、モーターやその他の部品についても外注製造ではなく、すべて自社で製造可能にする予定だ。」と同氏は語る。
インドの電気バイク市場において地方企業としての存在感を確立している同社は、ハブ&スポーク・モデルを活用した製造、販売や流通ネットワークの拡大を計画している。
「現在はバンガロールの近くにあるKolar工場で製品の組み立てを行っているが、他の州における展開を拡大するためには、各地域の中核拠点となる工場で組立ラインを設置する必要がある。我々は、製造に必要な部品キットを自社のKolar工場で製造し、各地域の中核拠点で組み立てを行えば、顧客に素早く商品を届けることができ、コストを削減することもできる。」とReddy氏は語る。
同社は現在、自社の電気二輪車をカルナタカ州、ケララ州、タミル・ナドゥ州、アンドラ・プラデシュ州とゴア州で販売している。

Go Green社は、今後1年間で新しいモデル9種類を発売し製品ラインアップの拡充を行う。現在は1回の充電で50㎞~100㎞走行できるモデルを3種類展開している。新発売されるモデルでは、1回のチャージで125㎞走行できるスクーターも検討している、とReddy氏は語る。

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