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【IT】インドeコマース市場にて成長するSnapdeal.com

インド・オンライン小売市場はインドの小売市場全体の0.2%程度だが、年45%成長している。

Snapdeal.comは小規模の業者1万社が関わるeコマースサイトであり、インドeコマースサイト大手FlipKartとは異なる位置付けにいる。FlipKartは自社で在庫を持ち、出荷・販売を行っており、2012年に売上1億ドルを突破した(コンサルティング企業Technopak社)。

SnapdealのCEOであるKunal Bahl氏によると、Snapdeal.comサイトは2,000万人が登録し、毎日100万人がアクセスしている」という。

Bahl氏はプラスチック加工企業の経営者の息子としてニューデリーで生まれた。ペンシルバニア大学とノースウェスタン大学で学位を取得し、インド帰国前にはマイクロソフトで働いていた。

同氏は2010年に友人Rohit Bansal氏と共に、Snapdealを立ち上げた。

当初は共同購入型クーポンサイトのようなサービスを展開する狙いだったが、顧客と商業者がマーケットプレイスに興味を持っていたことから、1年後に方針を転換した。Snapdealは小売業者が低価格の宅配サービスを探せるようにサポートしたり、買い手への返金保証などの施策を講じている。

 

インドのインターネット市場は魅力もあるが課題も持ち合わせている。

国内企業であるSnapdealは、eBay、Amazon.com、WalMart Store等のオンライン小売企業の競争を制限する国の政策により利点があるが、外資系企業がインドでオンライン小売市場を展開することはできない。

インドの人口の約10%(約1億人)がインターネットを利用しているが、調査企業Gartner社によると高速通信が可能な人はわずか1,000万人しかいないという。

最近は、低価格の携帯電話やタブレットが市場に流通していることで、貧困層にもインターネットインフラが普及し始め、オンラインを活用する消費者や商業者が増えている。Bahl氏によると、Snapdealにおける購入者の15%はスマートフォンからアクセスしており、今後18ヵ月で倍増すると見ている。

一方で、オンラインで顧客から注文を得ることは簡単なことではない。インドでは全土に展開する流通サービス会社がなく、売買取引のうち85%が現金での取引だ。「オンライン経由で顧客が商品を購入することにあまり意欲的ではない」(Bahl氏)というようにオンラインショッピング自体の信用が得られていないことも注文を得ることの難しさの原因でもある。

eBayはPayPal社の支払いサービスによって同社のアメリカ事業を立てなおし、海外展開を図っている。

同社CEOのJohn Donahoe氏はインドのような発展途上国市場の急成長を見込んでいる。

 

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