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【IT】インド データセンターの需要拡大

インドの経済の回復や電子政府化計画(national e-governance projects)によって、インドのデータセンタープロバイダは能力を拡大している。

データセンターへの投資は、自社施設の建設と外部委託の両方が存在する。

全国ソフトウェア・サービス企業協会(以下NASSCOM:National Association of Software and Services Companies)のVice-President、Rama Vedashree氏は「この2~3年間、電子政府化計画に多額の投資を行った。これがデータセンターの需要拡大につながった。投資は、新規建設と既存施設改修、従来のIT企業のために行われている」と語った。

NASSCOMによると、2012年のインドのデータセンターの市場規模は約22億ドルだ。

今後3~4年で8%以上成長すると予測されている。

Tulip Telecom社の Executive Director、Deepinder Singh Bedi氏によると、同社は今後3年間でデリーとムンバイに巨大なデータセンターを建設する予定とのことだ。

同社はデリー、マラハシュトラ州ムンバイ、同州ナビムンバイ、カルナタカ州ベンガルール、西ベンガル州コルカタに合計100万平方フィートの土地を持つ。総床面積は50万平方フィートだ。

TE Connectivity社Director・India & SAARC (Enterprise & Telecom Networks)、K.K. Shetty氏によると、データセンターの需要はITやITサービス、銀行・金融サービス、通信、インターネットサービスプロバイダ、消費財など様々な業界にまたがっている。

Sify Technologies社はデータセンターの増強を検討している。同社は2008年度から全支出の40%を設備の許容能力増強に投資し、90万平方フィート近い施設を保有している。

政府機関Software Technology Parks of Indiaは、ハイデラバードで中小企業向けに1万平方フィートのデータセンターを設立している。

ICTアドバイザリ企業ガートナー社のPrincipal Research Analyst、Naresh Singh氏によると、2012年末時点で利用可能なデータセンターの総面積は約370万平方フィートであり、2017年には約630万平方フィートまで拡大すると予測されている。

ハイデラバードに拠点を置くデータセンターサービスプロバイダCtrlS Datacenters社は、今後8~12ヵ月でデリー・バンガロール・チェンナイに新たに5,500個のラックを追加する。現在、ハイデラバードとムンバイで約6,500個のラックを保有している。

KPMG IndiaのPartner、Akhilesh Tuteja氏は「データセンターはバンガロール・ムンバイ・ハイデラバードなど一部の都市に集中している。現在、デリーや他の都市で拡大している。不足している都市と、設備過剰の都市が存在している」と語った。

インド準備銀行等の政府機関では、データをインドの地理的境界内に置くことを義務化しようと計画しており、今後もデータセンターの需要は増加するだろう。

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