インドの最新業界ニュース、2500社のインド企業情報を提供するポータルサイト

【IT】インドのIT業界、情報セキュリティ分野で人材不足の見通し

米国のEC専門コンサルタント団体、EC-Council(International Council for E-Commerce Consultants)の調査によると、インドの学生の99%近くがセキュア・プログラミングの知識を持っていないということが判明した。同団体の報告書“The Talent Crisis in InfoSec”では、インド全土の様々な大学機関を対象に1万人以上の学生を調査している。

インドでは情報セキュリティに関する知識やスキルを所有する人材は非常に少ない。同報告書では「2015年までに、インドでは少なくとも50万人のIT専門家が必要となる見通しだ。しかし、将来IT専門家になり得る学生の内、十分な情報セキュリティ能力を持つ人材は1%に満たない。」と指摘する。

EC-Councilは情報セキュリティの検定を行う米国の団体であり、30ヵ国以上の政府に対し情報セキュリティのアドバイスを行い、同団体が実施する情報セキュリティ検定は米国政府に認定されている。また、同国の国防総省のサイバー・ディフェンス対策として、同省のハッカーに育成トレーニングを提供した実績もある。

インドのコンピュータ緊急対応Computer Emergency Response Team of Indiaによると、インドにおけるサイバー攻撃の被害件数は最近急速に増加しており、今年5月に1,808件であった被害件数は8月には4,191件に上昇した。
同報告書によると、インドの学生の内、情報セキュリティの基本的な概念を理解し、将来情報セキュリティの人材として育成可能と特定された割合は、わずか13%に及ぶ。その他86%以上の学生に関しては、情報セキュリティに関する概念自体を理解・認知しておらず、将来、同分野の人材として育成できる可能性は低いと特性されている。このように、インドでは情報セキュリティ分野において将来深刻な人材不足が予測される。

一覧に戻る