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【キャラクター】インド、アニメ番組の人気上昇

近年インドではドラえもん、ハローキティやニンジャウォーリアーズ等のアニメ番組が子どもたちの間で流行っており、従来の日本の代表ブランドSony、Panasonic、ToyotaやHondaよりも知名度が向上していると言われている。メディアサービス企業ZenithOptimedia 社CEOのSatyajit Sen氏は、「これらのアニメの知名度は急速に高まっており、従来から日本の象徴とされてきたブランド名をかき消すような勢いである。しかし、このような文化的なブランドの普及は、従来の日本ブランドとは異なる意味合いを持つ」と述べる。

ドラえもんを始めとする日本アニメの浸透は「ソフトパワー」の重要性を物語っているように見られる。同氏によると、「日本アニメの浸透はミッキーマウスやドナルドダック等、西洋のポップカルチャー文化を崩した。また、子ども向けに日本のアニメを推進し日本の高品質なイメージを定着させることにより、他の日本企業の事業も拡大させるだろう。」

この考えをもとに、日本政府はアニメ、ビデオゲームや和食等の日本文化を世界に向けて発信する”Cool Japan” プロジェクトを立ち上げると発表した。“Cool Japan”プロジェクトは、経済産業省の支援と民間企業からの100億円の出資を合わせ、500億円を元手に開始された。
PlayStationを製造するSony Computer Entertainment社インド担当Atindriya Bose氏は、「弊社にとってドラえもんやハローキティ―等のアニメキャラクターの普及は、ゲーム機やソフトの売上増加につながっている」と語る。

日本アニメの人気向上により、Maruti Suzuki社、Honda社、GlaxoSmithKline社、Hindustan Unilever社やSamsung社を始めとする数多くの数の企業が、インドでも自社製品の宣伝広告にドラえもんを起用するようになっている。ITC社食品部門の責任者Chitranjan Dar氏によると、近年は子供たちと一緒にアニメ番組を観る親が増えていることから、同社は洗剤製品の“Surf Excel”やヘアケア製品”Tresemme”をアニメ番組で宣伝している。
アメリカの民放テレビ局Cartoon Network が2012年に実施した調査によると、75%の親が週に最低でも5、6回は子供たちと一緒にテレビを観ていることが判明している。親が好む番組としては、連続テレビに次ぎアニメが二番目にランクインし、ニュースチャンネルよりも多く観られている。
インドにおけるアニメ番組の視聴率はニュース番組を上回る8%以上であり、広告主にとっては非常に魅力的な放送番組である。TAMデータによると、中でもニンジャ・ウォーリアー、クレヨンしんちゃんとドラえもんがインドで人気なアニメ番組であるそうだ。

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