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【通信機器】周波数の再編成、インド通信関連設備メーカーに100億ドルの事業機会を提供

インドにおける周波数帯の再編成は、通信機器メーカーにとって100億ドル(6,200億ルピー相当)規模の事業機会に成長する見通しである。

通信事業者がネットワークインフラ構築に伴う支出を懸念する一方、Huawei社、 ZTE社、Ericsson社、Nokia Solutions and Networks (NSN)社やAlcatel Lucent社等の通信機器メーカーにとっては新たな事業機会として出現している。また、Bharti Infratel社、Indus Towers社、Viom Networks社等の電波塔事業者にとっても非常に良い事業機会である。

周波数帯の再編成において、GSM方式の通信事業者が免許を更新するためには、一度900MHz帯の利用権限を放棄し、同じ利用権限を再度オークションで競り落とすか、効率性の低い1800MHz帯への切り替えを行う必要がある。

1800MHz帯を活用し安定した通信サービスを提供するためには、通信事業者はネットワークや技術に対して新たな投資を行う必要がある。これらには、電波塔、ネットワークブースターやその他の設備への投資が含まれ、電波塔事業者にとっては非常に大きな事業機会となる見込みだ。

Huawei India社Marketing部門のDirector、Sameer Rawal氏によると、1800MHz帯で900MHz帯と同範囲の地域をカバーするためには、基地局を約70%増設することが必要である。

The Cellular Operators Association of India (COAI)によると、周波数の再編成によりGSM通信事業者は追加投資に約1兆25,00億ルピー、及び既存通信機器の損額として約2,500億ルピー負担することになる見通しだ。

電波オークションの実施について、市場関係者は下記のように述べている。「900MHz帯を利用している既存の通信事業者は、利用許可を維持するために戦わなければならない。しかし、音声通信を1800MHz帯で主に音声通信を提供し、900MHz帯はデータ通信に当てる可能性もある。オークションが競争的になることはおそらくないため、入札金額は低くなるはずだが、その代わり通信事業者はネットワークインフラの構築に対し多額の投資を行わなければならない。」

また、NSN社の広報担当者は、「インドにおける周波数の再編成は、資本、ネットワークや技術、そして消費者への影響等、様々な観点から見直す必要がある。通信事業者が活用できる通信回線が限られているなか、再編成は想定以上に実現可能性が低いのではないか。」と述べている。

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