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【広告】インドのFMCG企業、モバイル広告への取り組み強化

国内におけるスマートフォンの利用者や携帯電話のデータ通信の普及が急速に進むなか、インドのFMCG各社によるモバイル広告への支出はこの1年間で急増した見通しだ。モバイル広告会社InMobi社によると、インドにおける既存顧客の平均広告費は前年と比べ175%増で伸びており、同業界のVserv.mobi社では300%の増加を遂げているとのことだ。
Vserv.mobi 社のCEOおよび創業者のDippak Khurana氏によると、2012年にモバイル広告を活用した消費財企業はたったの1社であった一方、2013年にはITC社、Reckitt Benckiser社、HUL社、Mondelez社やNestle社の大手FMCG企業5社のみ計30回のモバイルキャンペーンを実施している。

ムンバイ拠点の会計事務所Avendus Capital社の推定によると、インドにおけるモバイル広告市場は現在18億ルピーであり、2016年までに280億ルピーへと拡大する見通しだ。また、同国の広告市場は全体で約2,800億ルピー規模と推定され、現在はFMCG企業によるテレビおよび印刷物の広告展開が大半を占めている。

P&G社、Marico社やGodrej社などのクライアントを抱えるMadison 社系列のPlatinum Media 社のCEO、Basabdutta Chowdhury氏は次のように語る。「モバイル・ソリューション企業、アプリケーションやその他のモバイル技術の発展に伴い、FMCG企業が展開する広告の媒体はモバイル分野にも乗り込んできた。携帯電話の利用者が8億人を上回るなか、特に農村部市場もターゲットとして展開するFMCG企業にとって、遠隔地域まで普及している携帯電話は非常に効率的な広告媒体である。」
また、モバイル広告が特にインドにおいて重要性があるのは、国内のインターネット利用者の内、約50%が携帯電話からのみインターネットにアクセスしているという背景もあるとのことだ。

広告会社Vuclip社の社長Meera Chopra氏によると、同社のFMCG企業のクライアント数は2012年と比べると約4倍に増えている。現在、インドのデジタル広告市場においてモバイル広告の売上は約6.6%を占めており、業界の最大の課題は広告主におけるモバイル広告の認知度の低さである、とあるレポートは述べている。

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