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【ITスタートアップ】インドのIT系スタートアップ、大手グローバル企業による買収が相次ぐ

ここ数か月でFacebook、GoogleやYahoo!などの大手ウェブサイトがインドでソフトウェア開発を手掛けるスタートアップを次々と買収していることは、インドの起業家にとって転換期であることを示しているのかもしれない。関係筋によると、Walmart社、Target社、Microsoft社、Thomson Reuters社やGoldman Sachs社なども出資先を検討しているとのことだ。大手小売企業などは、ビッグデータやデータ分析、及び財務系ツールなどを手掛けるスタートアップに注目している。

先週インドのIT業界団体Nasscom(全国ソフトウェア・サービス協会)が主催したスタートアップの会議において、Google社のSenior Vice-President、Sundar Pichai氏が8社のスタートアップと面談したことも、インドのスタートアップが注目されている象徴となった。NasscomはMicrosoft社向けにも同様の面談会を開催する予定である。

このようなスタートアップに対して関心が高まったのは、今年1月に大手SNSのFacebookがバンガロールを本拠とするLittle Eye Labs社を1,000万~1,500万ドルで買収したことがきっかけとして挙げられる。同月に、Google社もインドのサイバーセキュリティ企業Impermium社を非公開金額で買収している。さらに、近日ではYahoo!社はバンガロールのBookpad社を5億ルピーで取得すると発表している。

ある多国籍企業の投資部門に勤める関係者は、「最近増加している買収案件により、世界中の大手企業がインドのスタートアップに注目し始めている。」と述べた。「1年前までは、これらの大手企業はインドにこのような技術ソリューションが存在することも知らなかったが、Facebook社やGoogle社の出資により関心は確実に高まっている。」

大手グローバル企業の一部は、NasscomやiSpirtなどの業界団体を通じて条件にあったスタートアップにアプローチをしている。

Nasscomはバンガロールにスタートアップ企業の育成を行う拠点を設けており、ここ1年間で30社以上のグローバル企業が訪問している。

また、インドのソフトウェア開発企業のM&Aを支援するISpirt社は、今年2月に米国カリフォルニア州のPalo Altoのシリコンバレーで開催した第2回目の投資家向けラウンドテーブルにおいて、複数のスタートアップを発表した。同会議には、Google社、Microsoft社、Intel社、Qualcomm社、Groupon社、VMWare社、Intuite社、Box社、Cadence社、Docomo社やLG社などの企業が参加した。

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