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【エレクトロニクス】キヤノンのインド法人、ミドル・ハイエンドのカメラに注力

エレクトロニクス業界大手のキヤノンは、コンパクトカメラの売上を侵食しつつある高解像度画像処理技術搭載型スマートフォン向けのミドル、ハイエンドカメラにより一層注力していくことを明らかにした。

「2012年のコンパクトカメラ、軽量の写真用カメラの売上は2011年と比較し横ばいであった。主な背景としては、これらのカメラに類似した機能を持つスマートフォンが多数登場していることにある。一方で、2012年のデジタル一眼レフカメラに関しては、(2011年と比較して)我々が予想していた25%を上回り30-32%の売上増となっている」とキヤノンインド社長兼CEOの小林一忠氏は語った。キヤノンは現在ミドルからハイエンドのカメラに注力しており、小売価格は1万ルピーを超える。

 

昨年、携帯電話大手のNokiaとSamsungといった企業が、高解像度カメラ搭載型スマートフォンの発売を行った。2012年、Nokiaは41メガピクセルの最高品質カメラを搭載したNokia 808 PureViewを発売し、またSamsungは3GとWi-Fiにより写真を直接オンラインでシェアできるGalaxyカメラを発売した。

「我々は、同時に、ハイエンドカメラを低価格のデバイスに組み込むことができるよう取り組んでいる」(小林)

同社は2012年時点で185億ルピーの売上を、2013年に235億ルピー、2016年に550億ルピーとする目標を掲げている。同社は現在、売上の3分の1をカメラにより得ており、残りの売上をプリンタと複写機、商業用プリンタが占めている。商業用プリンタや映画用カメラといった新しい事業が全売上に占める割合は小さいものの、今後3年間のうちに全体の25%までに成長させることを目指す。映画用カメラ“Cinema EOS”(価格150万ルピー~)は、昨年50台が販売されており、同社は2013年までに200台を売り上げることを目標としている。

また、同社はマーケティング活動の一環として700万ルピーの投資を行い、ニューデリー、ムンバイ、バンガロールといった国際空港にネオン広告を設置した。デザインは広告大手の電通が担当している。「キヤノンはインドに進出して15周年を迎える。我々はいま以上のブランドを創造することを目指している。製品についてはよく認知されているが、それだけでなく企業自体についても良い企業であると認識してもらいたい」(同氏)

 

同氏によると、キヤノンは2014年にチェンナイ、コルカタ、ハイデラバードにも同様のネオン広告を設置する準備を行っており、売上の約7%をマーケティングに費やしているとのことだ。

 

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