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【エレクトロニクス】スマートフォンの普及 インドカメラ市場成長を誘引か

Canon Indiaは高解像度、ズーム機能、高性能レンズといったこれまでにない特色を持つコンパクトカメラを発売し、スマートフォンに対抗する計画だ。

Canon India社長兼CEOの小林一忠氏は、「もし手元に1万ルピーがあれば、スマートフォンは購入リストのかなり上位に来るだろう」とスマートフォンの普及によって縮小している市場の現状を認めた上で、「写真を撮ることに関してスマートフォンがカメラにとってかわるとは、私は思わない」と語っている。

 

インドにおける一般的なコンパクトカメラの価格帯は1万ルピー前後(同氏)であるのに対し、同社製品は5千ルピーから2万ルピーという価格帯だ。

現地報道によると、同氏はCanon Indiaは前年対比で26%の成長を目標としているとのことだ。カメラ及びコピー機事業は、同社の売上の3分の1を占めており、プリンターは売上の30%を占める。インドでの売上は全売上の1%にあたる。

 

スマートフォンの普及により、インドの人々が写真を撮るようになり、その結果として多くの人が一眼レフカメラを買うようになった。インドの一眼レフカメラ市場は2011年の間に30%以上成長している。同社の一眼レフカメラ事業も、販売台数で61%の成長を遂げた。

2012年カメラ市場において、一眼レフカメラの販売台数は21.6万台であり、デジタルカメラは299万台であり、比率としては約1:10程度の割合だ。だが、「インド人の志向が”写真を撮ること”から”写真を楽しむこと”へ変化しており、この変化が同産業の変化をもたらす」と小林社長は見ており、今後5年の間に一眼レフカメラの販売台数が増加してその割合が1:2に変化しても不思議ではないという。

同社は、映画用カメラや遠隔操作カメラといったニッチで専門的な分野についても商品を展開していく模様だ。

またブランディングにも積極投資を行っている。700万ルピーかけてニューデリー、ムンバイ、バンガロールといった国際空港にネオン広告を設置している。

 

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