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【電子機器】インド新型小切手決済システム導入に伴い、専用スキャナーの需要増

インド国外企業は、インド準備銀行が主導で進めてきたオンライン決済システム”Cheque Truncation System (CTS)”の導入により、これまでよりも早い決済が可能となる。

このシステムは7月までに全ての旧来型の決済を行っている銀行で置き換えられる予定だ。CTSスキャナは単に小切手をスキャンするだけでなく、磁気インク文字認識(Magnetic Ink Character Recognition)できるため、小切手の信頼性の確認にも用いられる。

小切手が少し曲がってスキャナに取り込まれても、自動的に画像を修正することが可能だ。

IT製造業者協会(Manufacturers Association of Information Technology:MAIT)のExecutive Director、Anwar Shirpurwala氏は「これらのスキャナを販売する企業として、キヤノン、エプソン、HP、コダックDigital Check、NCR、富士通、Vision Shape、Magtek Excella、ユニシスらが挙げられる」と語った。

様々な銀行において、導入するスキャナ製品の入札が行われている。関係者によると、大手国有銀行は南部の支店にスキャナ500台を購入する予定だ。なお、小切手を150枚読み取ることができるスキャナ製品の価格は15万ルピー程度だ。

「スキャナの購入には膨大な資金を要する。スキャナの需要が増加し始めた段階のため、海外メーカーに頼る必要がある」(同関係者)

 

キヤノンのインド法人Executive Vice-President、Alok Bharadwaj氏は「企業が生産性と効率性を追求する時代となった。また、政府の規制により、業界全体が劇的にCTSに転換するだろう。都市の銀行は数年前からCTS導入を始めている。現在はそれが小さな町まで拡大し、2013年のCTSスキャナの推定市場規模は約8,000台と見込まれる」と語った。
UVスキャナを用いると、読み取り処理時に読み取った画像に銀行のロゴが反映される。

「このスキャナは偽造や重複使用の対策に効果的だ。スキャナへの投資は銀行にとって大きな利益をもたらすだろう」(同氏)

なおキヤノン社製のスキャナは1分間に50~190枚、1日当たり2,000~24,000枚の処理が可能だ。価格帯は58,750~149,750ルピー。

 

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