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【デジタルカメラ】インドデジタルカメラ販売縮小 スマートフォン普及が影響

インドではスマートフォンの人気が急上昇し、今や顧客の92%がハイエンドの携帯電話を所望している一方で、デジタルカメラの需要は急速に縮小している。

インド合同商工会議所(ASSOCHAM)による調査“Digital camera vs smart phones“によると、スマートフォンは大多数の人々にとっての主たるカメラとなりつつある。続々と多くの消費者が、写真及びビデオ撮影の際にデジタルカメラではなくスマートフォンを利用するようになっている。

スマートフォンへの代替の影響を最も受けているのは、デジタルカメラの中でも特に10,000Rs以下のコンパクトカメラだ。同価格帯のコンパクトカメラは過去5年間の売上の85%以上を占めていた。
同レポートによると、スマートフォンの需要が150%以上も急増しているのとは対照的に、デジタルカメラの売り上げ成長率は、大幅な価格割引もあり昨年だけで20-25%減少している」とのことだ。

同会議所事務局長のDS Rawat氏は「手ごろな価格で多様な購入形式を持つ膨大なスマートフォンの普及により、デジタルカメラ販売は突如として落ち込んでしまい、若者のデジタルコンパクトカメラ需要を駆逐している。コンパクトカメラ市場はこの先も縮小を続けるだろう」と語っている。

スマートフォンユーザー数の拡大に伴い、撮影した画像をユーザー間で共有する方法としてのスマートフォン利用の障壁は格段に下がった。
特にスマートフォンで使用できる、ソーシャルメディアや写真共有サイトと連携したインターネットアクセスやアプリにより、スマートフォンはデジタルカメラよりもずっと簡単に画像を共有できるようになったことが大きい。

調査によると、2013年前期におけるデジタルカメラ販売は、昨年同時期の約50%になる見込みだ。ソニー、キャノン、ニコンら大手カメラメーカーは売上げを取り戻すために、市場シェア向上につながるような値下げや大々的な広告宣伝を実施したり、市場シェアを拡大するために流通網の拡大に出ているが、デジタルカメラの大幅な値引きは功を奏していない模様だ。

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