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【パソコン】インド全土のPC出荷台数が30%増 販売額は過去最高を記録

インド全土のPC出荷量は、2013年度第2四半期は353万個と、前年同月比で24%増であり、2013年度第1四半期と比較すると約30%増となる急成長を遂げている。

今期のインドPC市場の急成長について、調査会社IDC社の調査主任Kiran Kuma氏によると、政府が公表したマニフェストがインドPC市場への商業投資を招きいれたと見ている。

同氏によると、出荷量の内訳としては、一部では既にラジャスタン州やタミル・ナドゥ州において既に実施されているプロジェクトによる売上が、インドPC市場の約3分の1を占めている。しかし、それ以外の一般市場でのPC需要は弱まってきており、更にインドルピーの下落が追い討ちをかけており、「各企業ともPC等の投資に消極的になってしまっている現状」(同氏)だ。

一方で、2013年度第2四半期の消費者市場は、景気の低迷が見られた第1四半期に比べて大きく伸びている。市場アナリストManish Yadav,氏によれば、第2四半期は生活必需品や、他の価格下落商品へと購買の優先順位が移ったことも背景にあるようだ。

「さらに、ムンバイや郊外地域におけるLocal Body Taxのような新税制の施行が、5月の出荷量を抑えた。しかし、6月には“back-to-school”キャンペーンや、ルピー価格変動に伴う物価上昇への対策や準備に伴う動きが見られたことで停滞を大きく脱した」(Manish Yadav,氏)

PC販売会社別のシェアに関しては、HP社が2013年度第2四半期でシェア34.1%と、四半期決算ベースで過去最高値を記録した。「法人PC事業の大半は、ウッタル・プラデーシュ州のノートブック事業から成り立っているが、個人PC事業においても同社は、効果的な価格戦略によってインドに適切な販売網と販促プログラムを確立している」(IDC調査主任Kiran Kuma氏)

シェア2位にはDell社(11%)が続く。「導入モデル価格帯におけるDell社は強い存在感を示しているので、取扱量増加の余地は非常に大きい。また、小売店への認知度向上に向けた同社の絶え間ない努力や、効果的なチャネル配置は、マーケティングキャンペーンに上手く支えられた」(Manish Yadav,氏)

Acer社は同期10.4%のシェアで第三位だ。同社はインド全土で拡大する政府・教育系プロジェクトにおいて成長し続けている。タミル・ナドゥ州やラジャスタン州において大量の出荷を果たし、これが第2四半期における商業PC出荷量の成長を巻き起こした。

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