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【家電】“Onida”ブランドのMirc Electronics社、激戦区のインド家電市場に再挑戦

インドで”Onida”ブランドを展開するMirc Electronics社は、競合であるLG Electronics社出身のCEOを新しく迎える他、3億2,000万ルピー相当の株主割当を発行しハイエンドLEDテレビ事業の強化を行い、激戦区であるインドの家電市場への再挑戦を計画している。

インドの内資企業Mirc Electronics社は、主要分野であるテレビとエアコン市場において現在は一桁台の市場シェアしか占めていないが、今後は調達した資金をもとに新製品の発売や広告費の増資に投入する予定だ。

「運営資金と新プロジェクトへの投資に向けて、我々は株主割当の発行により3億2,000万ルピーの資金調達を目指している。大画面のLEDテレビ製品の拡充に重点を置き、”Neighbour’s envy, owner’s pride”(「隣人の羨み、オーナーの誇り」)というキャッチフレーズで展開していく。」と同社の関係者は語る。

今年度始め、同社は家電業界の専門家でLG社出身のY V Verma氏を新たなCEOとして任命した。

現在、”Onida”ブランドはインドのテレビ市場において6%のシェアを占めている。また、同社の総売上高におけるテレビ製品の売上は約50%を占めている。

近年では都市部よりも農村部における売上が急速に成長している中で、同社は農村部市場を主要ターゲットとする”Igo” ブランドの普及に注力してきた。同社は現在”Igo”ブランドのテレビを5,000ルピーで販売しており、洗濯機などの新分野の製品も農村部向けに同様の価格帯で展開し始めている。

また、Mirc Electronics社は現在、利益率向上のためにハイエンドの製品の展開にも取り組んでいる。同社、経営企画部のDirectorであるG Sundar氏は、「我々はトップラインに注力すべきであり、まずはLEDテレビの市場を軸に高付加価値の製品セグメントの拡大を目指す」と語る。

さらに同社は現在9%の市場シェアを占めているエアコン事業の強化に向けて、インターバー技術を用いた新モデルを投入した。2014年の初期には新モデルのエアコンを発売し、既存製品の改良も行う予定だ。

これまでMirc Electronics社は、4,000億ルピー規模に及ぶインドの家電市場において、LG Electronics社やSamsung Electronics社などのグローバル企業に駆逐されてきた。株主割当発行による新たな資本投入により、事業の活性化と競争力の強化を実現し巻き返しを狙っている。

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