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【環境系ベンチャー】インドのスタートアップ企業、廃プラスチックから3Dプリンターを製造する技術を開発

インドの主要都市を世界トップレベルの水準にするために、モディ首相は空港などの公共施設における清掃活動の強化を掲げており、国内のゴミ処理に対する関心は徐々に向上している見通しである。そのような風潮のなか、廃プラスチックを3Dプリンターの原材料として再利用する革新的な技術を開発したProtoprint社のようなスタートアップ企業の活躍に期待が高まる。

MIT卒のSidhant Pai氏が立ち上げたProtoprint社は、街中のゴミを拾い集めるragpickersと呼ばれる人たちから同社の処理所に廃棄物を回収する仕組みで運営されている。回収されたプラスチック類の廃棄物は、処理所でPai氏が独自で開発したFlakerBotという機械で細切れにされ、さらにRefilBotという機械で造形物の原材料として使用されるフィラメント(材料)の状態に処理される。

Pai氏は米国のMITに在学中の最初の2年間で奨学金やフェローシップ制度を活用し、ニカラグアで低価格なソーラー式携帯充電器の開発、及びタンザニアでペダル電力式のバター攪乳器の開発を行うなど、学術以外にも活発的な取り組みを行ってきた。「(これらの機械を)低価格で提供できるように開発した。環境系エンジニアとして、大衆向けにテクノロジーを広めたい。」

Protoprint社は資本金11万ドルで設立され、その内、環境系の非営利投資企業Echoing Greenが8万ドルを出資している。現在、商業用3Dプリンターには様々な大きさのフィラメントが使用されているが、Pai氏は将来的にサイズや品質を標準化することを目指している。

しかし、バンガロールに本拠を置く3Dプリンティングのデザイン会社Df3D社のDeepak Raj氏は、3Dプリンター各種に適した化学成分のフィラメントを使用する必要があるため、フィラメントのサイズや品質を標準化することは難しいと主張する。

近年Protoprint社は、再生された廃プラスチックによる3Dプリンター製造を推進する英国のチャリティ団体TechfortradeのThe Ethical Filament Foundationの初となる公認パートナーに認定された。

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