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【家電】インドの家電メーカー、今年度の祝祭期は消費回復を予測

10月に行われるインド最大の祝祭、「ディワリ」の開催を前に、インドの大手家電メーカー各社は顧客の囲い込みに急ぐ。ここ最近、Sony社やLG社、Panasonic社、Whirlpool社などの家電メーカーはハードディスクドライブ、DVDプレイヤー、キャリーケースやアクセサリーなどの商品のプレゼントや、値下げ、キャッシュバックや保障期間の延長など様々なキャンペーンを積極的に打ち出し、消費者の需要拡大を図っているようだ。

2014年8月~11月の期間中、510億ルピーの売上高を見込んでいるSony社は、祝祭期のマーケティング予算に25億ルピーを割り当てる見通しだ。同社のSales Head、Sunil Nayyar氏は、「消費者マインドの回復が見られる中、我々は祝祭期中に510億ルピーの売上を予測している。これは昨年度の同期間と比較すると25%増にあたる。」とコメントした。同社は、紙広告、屋外広告、店舗POPやイベントなどを通じ、ATLとBTL広告の両方を展開する予定だ。

また、韓国のLG社も今年度は対前年度比35%増の売上高を見込んでいる。LG India社Sales VPのSanjeev Agarwal氏は、「景気回復に伴い消費意欲も高まっていると感じており、当社の売上も好調だ。」と述べる。

業界関係者によると、新政権の発足は消費者の消費意欲を安定化させた見込みだ。
Panasonic India社のManaging Director、Manish Sharma氏は下記のように述べる。「当社は新政権が消費意欲を向上させ、為替の安定化を促進させたと確信しており、その結果として今祝祭期は好調な売上が予測される。」
同社は、今年度の祝祭期に対前年比25%増の売上高を見込んでおり、販促費に8.5億ルピーを投入する計画である。祝祭期中には、Vieraブランドのテレビ、電子レンジ、冷蔵庫や洗濯機などの広告キャンペーン、”My Celebrations, My Choices”を打ち出している。

しかし、Whirlpool India社のVice-President、Shantanu Dasgupta氏は、国内の消費回復について消極的な見解を示す。同氏によると、消費意欲は回復傾向にあるものの、30~40%の成長率を遂げた2009年や2010年には及ばないと述べる。「生活費の向上、食料品のインフレの継続や改善されない高金利など、まだ厳しい状況は続いている。」(同氏)
同社は2014年9月~11月の間、販促費に1.2億ルピーを投資し、売上ベースで対前年比20%増の売り上げを見込んでいる。「当社は近々Diwali用に製作したテレビキャンペーンを開始する。同時に紙、ラジオやデジタルの媒体でも配信していく。」(同氏)
祝祭シーズンを前に、Whirlpool India社は新たな洗濯機や高機能電子レンジ製品を発売し、既存の商品ラインアップを強化した。これらの新商品はヨーロッパの工場から輸入される予定だ。

一方LG社は、高機能テレビの購入者には音響やDVDプレイヤーを、そしてスマートテレビの購入者には”magic motion”のリモートコントロールを一緒にプレゼントしている。「祝祭期は当社にとって最も重要な時期である。人々のライフスタイルが変化し経済成長が進む中、顧客満足度を向上させるために我々は消費者にお得なキャンペーンを実施している。」

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