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【家電】LG電子、インド市場における急成長に歯止めがかかる

これまでインドの家電業界を支配していた LG Electronics社は、この数年間で売上高が大幅に縮小している。同社の売上は5年前まで業界1位であったが、2014年度の売上高は対前年比1%増の1,158億ルピーとなり、ライバルのSamsung社のわずか4分の1であった。Samsung India社はそれに対し、対前年比45%増で成長し、4,039.2億ルピーの売上高を記録した。

 

Samsung社の急成長はモバイル機器事業の飛躍が主な要因になっていることは確かであるが、LG India社はモバイル以外の製品分野においても競合他社にシェアを奪われている。例えばSony India社の2014年度売上高は1,000億ルピーと発表されており、LG社との差は年々縮小している。

 

現地紙Economic Timesの業界専門家によると、LG社の成長に歯止めをかけた要因として4つの要素を挙げている。一つ目は、従来の製品よりも高価・高機能な製品の展開に注力し、プレミアムブランドとして自社のブランドをポジショニングしようとしたことである。二つ目は、インドでは家電の売上のほとんどがチェーンの大型小売店舗から来ているにも関わらず、同社は自社の直営店舗に注力したことだ。さらに三つ目としては、約250億ルピーであったテレビ事業から撤退した後、その損益を補完することができなかったことが挙げられている。そして四つ目は、巨大市場であるスマートフォンの市場において事業展開が遅れ、機会損失が生じているとのことだ。インドのスマートフォン市場において、同社のシェアはわずか1%まで縮小しているとのことだ。

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