インドの最新業界ニュース、2500社のインド企業情報を提供するポータルサイト

【電力】太陽光発電、進化する技術

太陽光発電はここ30年近く未来のエネルギー源として注目を集めており、その市場も拡大している。市場調査会社Infinity Researchの子会社TechNavioの調査によると同市場は次の3年で15.3%増と予測し、マッキンゼーによれば太陽電池のコストは2020年までに年々10%ずつ減少し、供給量は400~600ギガワットになると見ている。

太陽光エネルギー発電に関しては多数の新技術が生まれており従来のシリコン太陽電池の優位性が落ちている。

将来性があるのは薄膜太陽電池だ。インドでは既に多く取り入れられ、この分野の技術はいち早く進歩している。また、太陽熱技術やプラズモニック太陽電池、100%炭素製セル等の新たなシステム・製造技術も生まれている。今後10年で、太陽光エネルギー研究の観点でも重要となる「人工光合成」も出現するだろう。

以下に、将来性のある最先端技術を紹介する。

オールカーボン太陽電池:シリコンの代わりに炭素半導体を用いた太陽光発電。豊富に存在し安価に調達できる資源を活用する。オールカーボン太陽電池の製造に関しては、2012年11月現在スタンフォード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者によってそれぞれ製造方法を発表している。スタンフォード方式は安くて柔軟な太陽光パネルの製造が可能だ。一方MIT方式は、シリコン技術との組合せが可能で、より効率的に太陽電池を製造可能だ。

3Dソーラーパネル: MITの研究者は、平面ではなく立体にすることで、1平方フィートにつき20倍の電力を発電可能だと証明した。従来、太陽光発電には多くの表面積を必要とするという問題を抱えていたが、本研究とデザイン性により問題を解決できるはずだ。

薄膜太陽電池:柔らかい太陽電池は様々な日常シーンで活用できる。米カリフォルニア大学の研究者は、薄膜をできるだけ透明で柔軟にし、可視光を通すが赤外線を吸収するような薄膜を提案した。これが実現できれば、様々な製品を薄膜で覆うことができ、かつ昼夜問わず発電することが可能だ。

製造コストの削減:

シリコンウエハの製造には高価な製造施設が必要だ。シリコンバレーに拠点を置くCrystal Solarは、ウエハを必要としない薄膜太陽電池の製造を実証した。これにより製造原価や製造時の消費エネルギーが半分になる。

太陽光発電に関しては、一部では、政府補助金がなくては事業化や事業継続も難しいので市場は拡大しないのではないかとの声があるものの、関連市場は成長し、新技術の開発も進んでいる。

一覧に戻る