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【電力】PowerGrid、インド送電網の強化 投資規模は300億ルピー

2012年7月、インドの北部、東部及び東北部の送電網において停電が発生し、12億のインド国民のうち半数以上が停電の被害を被ることとなった。
「インドにおける送電網の拡大は発電能力の拡大に追い付いていない」とAlstom T&D India社代表のRathin Basu氏は語る。たとえばチャッティースガル州では、送電インフラの欠如により10,000メガワットの電力が利用されていない状態にある。

全国規模の停電を防止するため、既存の送電網を強化することを目的とする10-15のプロジェクトを、インド電力網公社(PowerGrid社)が準備している。
PowerGrid社は5つの送電網と給電指令所からなる全国的電力ネットワークの管理を担っており、北部及び中央インドにおける送電の改善と安定化を目標に掲げている。今回のプロジェクトは総額300億ルピー相当となる見込みだ。

このビジネス機会を狙うのは、インド送電ビジネスのリーディングカンパニーの一つでもある仏Alstomグループのインド現地法人Alstom T&D India社や、独のSiemens AGや、スイスのABB社等だ。プロジェクトの最初の入札は2013年度第1四半期に行われる予定だ。

 

【州政府の対応】
州政府は送電網の更新を進めており、送電ビジネスを行う企業にとっては新しい収益源だ。
2012年7月の大規模停電の後、いくつかの州政府が送電ネットワーク強化するためにPowerGrid に対して支援を要請した。

関係者によると、ビハール州やオリッサ州等では、送電インフラ強化に関するMoUを交わす段階にあるとのことだ。

インドの全国的な電力網が安定化するためには、各州の電力網に技術的な改善が必要だ。たとえば、高電圧送電網を制御し電圧の安定化を図る目的で、静止型無効電力補償装置(SVC) などのデバイスを導入する必要がある。
Alstom T&D India社によると、このソリューションを実施した場合は総額約444億ルピー相当になるという。

またこの他にも、単独運転方式の導入を発表しているデリーにおいて、同プロジェクトの入札が間近となっている。

Alstom T&D India社はこれらのプロジェクトの大半を落札するものと見られている。

 

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