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【電力】インドにおける風力発電の取組み

インドでは1990年代に再生可能エネルギーが登場してきたが、1985年から風力発電に力を入れてきた歴史がある。1985年当時の非従来型エネルギー資源省(MNES)は国中の風力データを徹底的に収集し始め、データ収集後、同省ではインドの風力発電による発電能力には45ギガワット程度のポテンシャルがあると見積もられた。

今日のインドの風力発電による発電能力は20ギガワットであり、ポテンシャルはその10倍を越すと見積もられている。

風力発電の供給力の増大には政府によるイニシアチブの効果が大きい。電力発電が国有であった当時、政府は風力発電を民間セクターに開放し加速償却方式を採用した。また風力発電による利益に対して所得税を5年間控除した。

5年ほど前までは、配電業者は、消費者に売る電力の一部を再生可能エネルギー由来の電力から購入するように規制された。

レギュレーターもまた固定価格買取制度の対象である。これは、風力発電に対して支払われるが、投資家に投資する魅力を訴求するためのものだ。

チェンナイに拠点を持ち、農業用揚水機としての風車に着目してきたNEPC社は、国内でタービンを生産している風力発電大手Danish社との間で合弁会社を設立した。合弁事業によって生産した250キロワット規模の機械は大きな成功を収め、他メーカーを活気づけた。1990年代を通して、NEPC-Micon社やRRB-Vestas社、Enercon good business社などが生まれている。

1997年度の終わりまではインドの風力供給量は1ギガワットにも満たなかったが、今では独立系の発電事業者も現れている。またその産業基盤も開発されつつあり、今日では総売上の90%がトップ6社に集中しているものの風力タービン工場が29業者存在している。

世界の風力発電業界で見ると、Vestas社、Gamesa社、GE社やSiemens社などの外資系企業が隆盛する中で、インド現地企業Suzlon社はグローバル風力発電会社のトップ10に名を連ねている。現在の風力発電産業は不振ではあるもの、大方の予測としては、これまで埋もれていたいくつかの重要なインセンティブが再開されることで、次の成長段階が始まるのではないかとのことだ。

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