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【電力】インド高圧送電網市場 2018年の市場規模20億ユーロ

フランス大手重電メーカーAlstom社は、インドにおける高圧送電網の建設が、2018年までに市場規模20億ユーロに達すると見込んでいる。

同社は、今後10年間の高圧直流(HVDC)送電市場が全体で500億ユーロと推定し、市場シェア20%獲得を目指している。有力地域はアメリカや中国、インド、ヨーロッパ等だ。
インドにおける最大の課題は、全国的な電力網を維持しつつ、長距離での効率的な送電を確保することだ。現在、インドの大部分の電力は交流(AC)で生成されるが、長距離での送電には技術的・経済的な問題がある。変電所によって直流(DC)に変換し、高電圧送電網で送電しなければならないが、顧客に供給する前に再びACに変換される。

同社上級副社長(Power Electronics and Automation)Patrick Plas氏は「HVDCはコストは高いものの送電を安定化できる」と語っている。

現在、同社はチャッティースガル州Champaとハリヤナ州Kurukshetraをつなぐ800kV-3,000MWの送電線建設に向けたHVDCプロジェクトに取り組んでいる。

また、風力発電や太陽発電などの再生可能エネルギーは、従来の発電とは異なる電圧で生成されるため、電力供給の観点で不安定さがある。HVDC技術は発電所と遠方の給電所の接続に役立ち、インド電力網の開発や長距離かつ大量の送電を容易にする。

同社副社長(Power Electronics Applications)のClaes Scheibe氏は、HVDCは電気の品質や安定性、信頼性の向上に寄与できると語っている。

世界のエネルギー需要は、2035年までに30%以上増加すると見込まれており、送電網は持続可能な方法で再生可能エネルギーと適応・統合する必要がある。

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