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【金融サービス】State Bank of India、小売店舗で現金引き出し可能な新サービス展開

インドのState Bank of India(SBI)は、国内で1億4千万人を超えるデビットカード利用者向けに、小売店で現金を引き落せる新たなサービスを展開した。これは販売時点管理(POS)システムが導入されている小売店において、利用者がデビットカードから最大1,000ルピーの現金を引き出すことができる国内初のサービスである。

SBIのSenior OfficialであるSadanand氏は、新たな現金引き出しサービスについて下記のように述べる。「利用者の手数料は7.5ルピーであり、その一部が小売店主の収入となる。まさに全者がWin-Win関係の仕組みだ。」この新サービスに伴い、利用者側としては、より便利に現金を引き出せるようになるため、デビットカードの付加価値が上がることになる。また、小売店としては、取引1回あたり約5ルピーの新たな収入源となる上、売上金を顧客に再度流出させることができる仕組みは、銀行へ預けに行く手間が減るため魅力的な点である。そして銀行側としては、利用者がATMに行くより気軽に少額の引き落しができることからATMの利用に減少が見込まれるが、ATMへの現金補給の頻度を減らすことができるかもしれない。

当サービスのアイディアは数年前にインド準備銀行(Reserve Bank of India)へ提案されて以降検討が進んでいなかったが、様々な銀行が代替チャネルを展開し始めた近年、やっと実現化された。

インドでPOSシステムを提供する主な事業者はSBI、ICICI Bank、HDFC BankとAxis Bankであるが、SBIはそのなかでも約10万台のシステム端末を保有し民間部門では業界最多のシステム導入数を誇る。業界全体でみると、インドには105万台のPoSシステムが導入されており、その数は急速に増加している。

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