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【ベンチャー投資】インドのPEファンド、EC業界と製薬業界への投資が大半を占める

インドの調査会社Venture Intelligence社の調査によると、2014年6月末に終了した第2四半期の間、インドにおけるPE投資件数は計88件であり、合計投資額は19億4,000万ドルであった。合計投資額は前年の同期間から28%減少しており、前四半期からは20%減少した見通しだ。さらに、1億ドル規模以上の大型案件も前年度の8件から4件に半減したと報告された。

2014年第2四半期の期間中、最高投資額となった案件は大手EC事業者Flipkart社に対する2億1,000万ドルのPE投資であった。同社は、過去数年間に渡り総計7億5,000千万ドルの資金を世界中の投資家から調達している。Flipkart社に次ぐ規模となった投資案件は、Temasek社とWarburg Pincus社による製薬会社への投資であった。Temasek社は競合のPEファンドChrysCapital社からIntas Pharma社の保有株式1億7,000万ドルを買収し、Warburg Pincus社もLaurus Labs社に1億5,000万ドルを投資し、Fidelity Growth Partners India社の保有株式を買収した。さらに、Flipkart社の最大の競合Snapdeal.com社もTemasek社、Premji Invest社、BlackRock社や香港のファンドから合計1億ドルの資金調達を行った。

同調査によると、総選挙の結果発表や新会社法の施行などに伴い、第2四半期の間、投資家は「安全な業界」への投資を重視する傾向が見られたとのことだ。同期間中の主な投資先は、EC業界、製薬業界、ITやヘルスケア・ライフサイエンス業界であり、これらは全体の約67%を占めた。

IT業界では下記のような投資が見られた。
・Google Capital社からソーシャルCRMソフトウェアメーカーFreshdesk社への投資
・Axon Partners社とMadison India Capital社から遠隔技術サポート企業iYogi社への2,800万ドルの投資
・SAIF Partners社からオンラインチケットサービス会社Bookmyshow社への2500万ドルの投資
・IDG Ventures社とVertex Ventures社からオンライン旅行サービス会社Yatra.com社への2,320万ドルの投資
さらに、TPG Growth社は1億ドルの資本金を投資し、Smile Group社との間でシリコンバレーのネットモバイル企業のアジア・アフリカ市場進出を支援する合弁会社を設立すると発表した。

ヘルスケア業界では、Aster DM Healthcare社、Vasan Eye Care社やKIMS Hospital社などの病院やクリニック事業者が主な投資対象先となった。さらに製薬業界では、IFC社からJubilant Pharma社の独立会社Jubilant Life Sciences社へ6,000万ドル、Ascent Capital社から獣医薬を手掛けるAlivira Animal Health社へ2,000万ドル、及びChrys Capital社からTorrent Pharmaceuticals社へ1,140万ドルのPE投資が見られた。食品・飲料業界、及びBFSI(銀行・金融サービス・保険)業界への投資は、全体の7%を占める結果となった。

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