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【パーソナルケア】男性向けデオドラント製品の売れ行き好調

石鹸、シャンプー、ベビーパウダー、スキンクリーム、保湿剤といったパーソナルケア製品においては、一般的に「女性向けにターゲティングされた製品を女性が購入し、それを家族の男性も一緒に利用する」という流れがある。

これまで、インドにおける男性用パーソナルケア製品はシェービング関連製品が主流であった。しかし、ここ数年で男性用デオドラント製品が急成長を遂げている。デオドラント製品の市場規模140億ルピーのうち男性用が7割を占める。

デオドラント市場で男性が優勢な理由は、男女の生活スタイルの違いにあると言われている。また、「一部の女性が男性向け製品を好んで使用していることが、男性用デオドラント製品セグメントの拡大に一役買っている」と、専門家は語る。

「一部の女性は、香りの強いデオドラント製品を求めており、その結果、男性用の製品を購入していると考えられる。製品カテゴリによっては、ひとつの家庭内で個々人がそれぞれ別々の製品を利用する場合があるが、デオドラント製品の場合は、家族全員が同じ製品を利用することがある」と、インド大手IT企業ウィプロ社のパーソナルケア部門副部長のAnil Chugh氏は語った。

ニベア・インディア社の最高責任者Rakshit Hargave氏は、「男性用デオドラント製品の拡大の要因としては、女性が自分の体臭をコントロールする目的で常に香水を持ってる一方で、香水をあまり使わないインド男性にとって、デオドラント製品の登場は、自分自身の香りをマネジメントするための、便利な手段に映っているからだ」と指摘する。

Hindustan Unilever社のデオドラント製品部門責任者Kedar Teny氏は、「男性用、女性用どちらのセグメントも急成長しているが、女性用の方がベースは小さいものの成長が速い」と語った。同社は女性向けのデオドラント製品をLUXブランドから発売している。

男性向けパーソナルケア製品(洗顔、石鹸、スキンクリーム、タルカムパウダー等)に関しては、少しずつ市場は拡大しているものの規模はまだ小さい。例えば石鹸の市場規模は全体で1,000億ルピーであるのに対し、男性用石鹸の市場規模は30-40億ルピー程度であり、依然として女性向け市場が巨大だ。「男性向け市場がすぐに追い越すのは難しいが予測はつかない」(Hargave氏)。日々の生活の中にパーソナルケア製品が浸透することで、男性もその生活受け入れるようになりつつある。

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