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【小売】IKEA参入により国内家具市場は活性化へ

スウェーデンの大手家具メーカーのIKEAが完全子会社を通して単一ブランド事業を展開することを受け、インド国内家具業界は加熱している。

5,000億ルピーを超えているインド家具市場では、90%が非組織化セグメントであり、組織化されたセグメントは10%程度だ。今回のIKEAのインド市場参入は、消費者行動を非組織化セグメントから組織化セグメントに移行させる効果があり、「業界各社にとっては好ましいことだ」とDurian industries社ディレクターSaharsh Khaitan氏は語る。

国内企業各社は、同社の参入が組立家具市場にインパクトを与えることで市場が活性化することを認める一方、各社は事業拡大や収益確保等、各種施策を講じている。

Godrej & Boyce社のブランドGodrej interioは高所得者から中間層にかけて支持されており、特に利益率の高い高所得者層でのプレゼンス拡大に取り組む。これにより、従来は総売上の5%以下だった高所得者向けプレミアム製品の売上は、5年以内に20%以上になると同社幹部は見込む。また、アメリカのKnollやオランダのLinet等の外資との販売提携の下、同ブランドは現地生産と、Godrej Knoll及びGodrej Linetとしてのブランド再構築のためにパートナーシップを拡大する。 Godrej Interio社 COO Anil Mathur氏によると、他ブランドとの現地生産契約の締結に向けて取り組んでいるとのことだ。

家具メーカーのDurianはTier II、III市場への進出を検討している。同社は過去12年間で50店舗のみ展開してきたが、今後は毎年15-20店舗の勢いで拡大していく計画だ。

また一部の市場関係者によると、Future Groupの家具小売店Home Townは展開店舗の見直しや規模縮小などにより事業強化を目指しているという声もあるが、同社は特に言及していない。

IKEA参入にあたり業界各社は各種施策を検討しているが、「市場の変化が見られるのは、IKEAが進出する地域に限定される」とKPMG India社 Mohit Bahl氏は見ている。

 

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