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【日用品】三菱鉛筆、インド現地パートナー企業の増資検討

日本最大手筆記具メーカー三菱鉛筆はインドの現地パートナーでありインド三大筆記具メーカーのLinc Pens社の株式を2012年初頭の約13%から引き上げる計画だ。

増資計画について同社代表取締役の数原英一郎氏は「欧米諸国の市場が減速する中、インドを主力成長市場と判断し現地パートナーへの投資を拡大したい」と語った。ただしパートナー企業の経営権を握るのではなく、「あくまでインド市場を熟知する現地パートナーに経営を任せる」とのことだ。一家全体で同社の株式60%を保有しているLinc Pens社 MDのDeepak Jalan氏は、三菱鉛筆の増資については同社の期待がインド市場にあうかどうかによるだろうと語っている。

インドでの筆記具販売に関しては、三菱鉛筆が50~100ルピーの価格帯で高付加価値商品を展開し、現地パートナーであるLinc Pens社は価格帯が30ルピーの大衆市場で販売している。

筆記具生産に関しては、三菱鉛筆はあと半年から1年で現地生産を開始する計画だ。生産設備に関しては「まずはLinc Pens社が保有する設備を利用する」(数原氏)とのことだが、現地生産によって輸入関税(約15%)を削減でき販売価格を下げられることから「将来的には自社工場の建設する可能性もある」(同氏)とのことだ。

インドの筆記具市場は約250億ルピーと推定され、Linc Pens社やCello社、Reynolds社、Parke社、ITC社等の大手筆記具メーカーで市場シェア8割を占めている。国を挙げての教育推進とコンピュータ普及率の低さもあり、筆記具の需要は巨大だ。

 

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