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【小売】インド国内小売業、外資参入に伴う業界の成長を期待

競争激化は免れないにしろ、国内小売業者は世界的な大手スーパーマーケットチェーンのインド参入は「消費者の選択肢多様化に繋がる動きだ」と肯定的だ。

国内小売業者らは、資本集約型の小売業において重要な、冷蔵施設やロジスティックス等への資金投入だけでなく、事業を効率化するための技術も向上できると期待している。

Future Group会長兼社長のKishore Biyani氏は、「FDIは経済成長を促し消費の増加を生む」と見ている。Spencer Retailを展開するRP-SG GroupのSanjiv Goenka氏は「政府の小売業改革に対する強い意志を発信することは業界全体を大きく前進させるだろう」と話している。

多くの小売業者は外資参入により食料品や雑貨、アパレル、シューズ分野が恩恵を受けると見ている。

Woodland Shoesマネージング・ディレクターHarkirat Singh氏は、「インド小売業は他の成長分野と比べて数年進んでいる。更なる発展にはインフラや技術が必要だ。大手海外ブランドはそれらのリソースがあり、我々のような国内小売業者はそのベンダーとなり得る」と話している。

Vishal Retailの創業者だったRamchandra Agarwal氏は「政治的な構造が政府方針を規定している。小売業のFDIに政府が明確な方針を打ち出すことは全世界の投資家に対して政治停滞期は終わったと印象づけられる。だが大手外資企業はインド小売業における州政府の位置づけを理解するために参入を見計らっているのかもしれない」と述べている。

Ernst & Young社のParesh Parekhk氏によれば、複数ブランドを取り扱う総合小売業は店舗及び土地の買収、サプライチェーン構築を行う前に、政府の事前認可が必要となるため、実際に店舗を構えるまでには12~14ヶ月かかる見込みだ。さらに、少なくとも1億ドルの投資が必要であることや、30%を現地の小規模業者から調達する必要があること等の条件が課されるケースもある。

今後のインド小売業の動きについて、Cushman&Wakefield社のSanjay Dutt氏によると、「今後1-2年で、外資小売業者の参入戦略は加速するだろう。結果としてショッピングセンターの建設が進むことで不動産業界では大幅な売上向上につながる」と見ている。

 

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