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【日用品】医師を介したインドおむつ市場の開拓

インドのおむつ市場は現在120億ルピー規模、年平均成長率が30%の市場だが、普及率は他国に比べて低い。タイ、マレーシア、ベトナムでは90%である一方で、インドではその3分の1程度の普及率でしかない。同様に、他のアジアの国々でのオムツの普及率と比較しても、4分の1程度と低い数値である。

普及率と消費水準が低いだけでなく、使用期間についても他の国よりも短い。

おむつ製品”Huggies”を持つKimberly Clark Lever社MDのPrakash Iyer氏によると、「西洋やアジア各国の乳幼児は4歳になるまでおむつを使用するが、インドの赤ちゃんは2年間でオムツを卒業する」とのことだ。

おむつ市場では受容性、有効性、割安感の3点がポイントであり、おむつ利用のメリットの消費者への説明や、商品入手のしやすさ、競争力のある価格設定など取り組んでいる。だがこのような供給者サイドのポイントよりも、医師に働きかけることで購入者である母親の理解を得て同製品を受け入れてもらうのが第一歩だ。

Kimberly Clark Lever社は、両親が出生時からおむつを使用させるためには医師や病院からの提案が必要だと唱える。「医師には大きな影響力があり、我々は200の病院と共に教育に注力したプログラムを実施している。医師や病院スタッフには、新しく母親となった人と直接コンタクトをとるために協力いただき、その結果、大変多くの母親がおむつのサンプルを受け取り満足している」と同社MDのPrakash Iyer氏がコメントしている。

「医者を通じて間接的に消費者のマインドセットを変えていくことが、製品の低価格化や流通チャネルの拡大よりも効果的に市場を開発できるだろう」とSamsika Marketing Consultants社MDのJagdeep Kapoor氏は話している。

 

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