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【日用品】L’Oreal社、Kiehl’sのインド国内価格を割引

フランスの化粧品大手L’Oreal社の“身近な高級品(affordable luxury)”基礎化粧品ブランドKiehl’sは、他ASEAN諸国と比較し15~20%を割引いた市場価格を設定した(Kiehl’sは160年の歴史を持つブランドで2000年に同グループによって買収されている)。同製品の平均単価が1,950ルピーで、商品ラインは495ルピーのリップバームから4,050ルピーのアンチエイジング用美容液まで幅広い。

インドにおける同社の主要消費者層は年に平均2,3回旅行するため、旅行先の近隣諸国での価格と国内での販売価格とを比較する、と同店Brand managerのAnurag Tyagi氏は述べている。「シンガポールやバンコクの空港免税店での購入ではなく、インド国内での製品購入増を狙っている。実際、西アジアやヨーロッパ、イギリスと比べても安価に設定されている」とのことだ。

「カスタマロイヤリティを獲得する上で価格設定は重大要因であり、確実にインド国内での消費を促す必要がある。米国生産する全Kiehl’s製品の輸入時における関税支払いや、店舗の土地代等の事業コストを賄いながらも、インド消費者に向けて価値を提供するために社を挙げて投資をしている」と同氏は続ける。

Kiehl’sは2012年12月、国内6店舗目として、バンガロールのDebenhams百貨店にオープンした。同ブランドはインドの現地パートナーQuest Retailを通じてインド市場進出を果たしたが、バンガロールへの出店はArvind Lifestyleとの提携によって参入した。

「我々は長期的な戦略を立てており、収益化を急いでいない。インドのような新興国では価値提案が要となる。我々のブランドは今投資の段階であり、またヘアオイルといったインド固有の製品開発も進めている」(同氏)

Kiehl’sは将来的に販路拡大を狙ってeコマースに乗り出す予定だ。「eコマース導入は我々にとって最優先課題ではなく、まずは一般販売での販路拡大が先決だ。またネット小売業者と連動したeコマースの試験導入実施や、自社が2012年末に立ち上げた現地プラットフォームとの連動も可能性としてある。eコマース市場は新しい魅力的な市場となり得る」と同氏は話した。

 

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