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【日用品】仏化粧品大手L’Oreal 社、インド伝統医学踏まえた製品開発狙う

フランスの化粧品大手L’Oreal社は、伝統医学であるアーユルヴェーダを踏まえた製品など、インド市場に特有の製品を開発することで、インドでの成長を狙う。

総売上200億ユーロの同社において主力市場はアメリカ、中国、日本であり、インド市場の売上は約1%(160億ルピー)だ。

「現在、インドはトップ10には含まれていないが、インドの中間層の急拡大や都市成長により、この5年間で25~30%成長し続けている。成長率からみれば、インドはトップ3~5の中に含まれるだろう」と同社インド法人COOのDinesh Dayal氏は語り、2020年までに世界中でインド市場がトップ10に入ると予想している。

L’Oreal社の最も人気なブランドであるGarnierは、チューブタイプの染髪剤を提供している。これは、インドの人々が家庭で頻繁に染髪することを考慮して生まれた製品だ。Dayal氏によると、西洋の女性が頻繁にサロンに行く一方で、インドの消費者は自身で染めているとのことだ。

同社傘下のアメリカ化粧品大手MaybellineのKajalも、インド市場に向けて発売された製品だ。またブランドGarnierでは、制汗洗顔剤や美白クリームなどインド人男性に向けたスキンケア製品も提供している。

L’Oreal、Matrix、Lancome、Kiehls等の各ブランドで、インド発のイノベーションを進化させたい考えだ。

L’Oreal社の研究所では、世界全体の肌色のトーンを60種類に区分しているが、そのうち44種類がインドのものだ。スキンケア製品はインドの気候に適しており、肌色のトーンの多様性は大きなチャンスとなる。インド人の油への適応性に基づいたヘアケア製品開発でもチャンスが存在する。同社は最近Mumbaiに研究所を開設した。Bangaloreにも発展的な研究開発センターを設置しており、ヘアケア・スキンケア製品の自然由来の成分を発展させることを目指す。

同研究所では、伝統的な知恵と近代的な生産技術による効能を統合させるためインド伝統医学のアーユルヴェーダを調査している。 世界中の消費者は自然由来の代替品を求めつつあるため、これらの過程により開発された製品は世界的にも受け入れられるだろうとDayal氏は語る。

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