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【メディア】インドFMCG各社 販売拡大やブランド確立狙い ソーシャルメディアを活用

インドFMCG企業各社が、マーケティング活動及びブランド確立のため、デジタルメディアに力を注いでいる。ソーシャルメディアでのキャンペーンやコンテスト等、各種施策に取り組む。

 

Coca-Cola India社は、ブランドキャラクターに俳優のSalman Khan氏を起用。同社の製品“Thums Up”の夏のキャンペーンに向け、ソーシャルメディアページの開設を決定した。本キャンペーンでは、“Aaj Kuch Toofani Kartey Hain(雷みたいにいこう)”をキャッチコピーとするCMを、テレビ放映に先んじてFacebookやTwitterで視聴できる。

キャンディやチューインガムで知られるPerfetti Van Melle Indiaでは、メントスの“Batti Jalao(明かりを灯せ)”キャンペーンで、Facebookページ上の試写会を開催した。また、同社はインターネット上のバナー広告も行っており、そこから本格ミステリーの謎解きコンテストに参加することが出来る。謎解きの参加者はmentosindia.comやmentosindia.mobiといったページから、謎解きの手がかりを手に入れることが出来る。

Perfetti Van Melle Indiaのマーケティングディレクターを務めるNikhil Sharma氏は、デジタルメディアやソーシャルメディアにより、都市部の消費者や若者と繋がりを持つことが出来ると言う。「それぞれのブランドにオピニオンリーダーやインフルエンサーと呼ばれる人がいる。大切なのは、どのようにして謎が解かれているのか、再生されているのかを知ることだ。多くのカテゴリーでは、オンラインコンテンツや広告から、レビューや評判が形作られている。こうしたメディアでは、ユーザーが能動的にコンテンツを視聴すると利点のみならず、素早くインタラクティブなコンテンツが提供できる。これは非常に大きな機会を生み出している」同氏はそう語った上で、デジタルコンテンツ作成の際には、娯楽とソーシャルな側面を組み込む必要があると付け加えた。

 

ある市場関係者によれば、携帯電話会社や通信会社の市場は、年間予算の10-15%がマーケティング予算として投資されている。しかしながら、FMCG関連企業では、マーケティング予算は全体予算の2-4%にとどまるものと見られる。

デジタルメディアマーケティング企業は、この情勢がすぐに変わるとみている。FMCG企業では、予算の7-10%をデジタルメディア及びソーシャルメディアを活用したマーケティングに投資するようになると、見込んでいる。

デジタルマーケティング企業Ignitee DigitalのCEOであるAtul Hegdeは、「デジタルメディア広告は年間25-30%の成長を遂げる」と語る。「多くのFMCG企業にとって、YouTubeやFacebookは、メディア戦略の重要な一部となっている」(同氏)

PepsiCo Indiaでコーラ、水、マンゴージュースといった製品分野のディレクターを務めるHomi Battiwallaは、ソーシャルメディアに重きを置いた同社製品“Slice”のキャンペーン開始にあたって、マスメディアで広告を打つ数日前にソーシャルメディアでティザー広告を出すと語った。同氏によれば、ソーシャルメディアのコミュニティと繋がりを持つことが、ブランドの話題作りに一役買うことになるという。

今後増々、インドFMCG各社のソーシャルメディア活用は活性化するだろう。

 

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