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【日用品】インド幼児・子供向け用品市場が活況 健康・栄養の関心の高まり背景

幼児の健康や栄養についての関心の高まりを背景に、インドの子供用品市場が成長している。英国を拠点として各種展示会を開催するUBM社社長のJoji George氏によると、少なくとも30社の小売業者が、今後2年間でインド市場に参入したり新カテゴリーを拡大すると見ている。UBM社はアジアで初の幼児・子供向け用品の展示会をムンバイで開催したが、インド市場での関心の高さに気づいた。

ムンバイを拠点とするIndvest Groupはアパレルや玩具の売上拡大を図る一方、台湾を拠点とするPiyo Piyo社はチェンナイのLittle Feet社と提携しインド市場に乗り出す計画だ。また、ドイツを拠点とするProwl社は、同社商品をインドにて販売する予定だ。Dream Theatre社やFifa社のようなメディア・娯楽産業も、今後数か月の内に子供向け製品の拡大を行う予定だ。

Indvest Groupは30年前より授乳用の製品を販売しているが、新たに市場規模450億ルピーの玩具市場と4,500億ルピーのアパレル市場にも参入する準備を進めている模様だ。

Indvest Group社長のDarshan Deora氏によると、インドの家庭は所得が増加し購買力も上がっているが、そのうち65%がFischer PriceやHamleysなどのブランド製品玩具を購入できず、海賊版の玩具を購入している、という。「質が低く、健康にも害を与える可能性がある」(同氏)海賊版の玩具を購入している層をターゲットと捉えている。同社は、自社の玩具・アパレルブランドを“Littles”として525都市に向けて今後半年間の中で再発売する計画だ。

Deora氏によると、‘Littles’ の売上高は現在3億ルピーであるが、2015年度までに総売上高を10億ルピーとする計画だ。同社はビジネスを不動産、顧客、パッケージなど多様な面から捉えており、自社の小売店も展開する計画だ。

一方、台湾のPiyo Piyo社によって運営されているTung Ling Industriesは今後3年間で20億ルピーを投資し、150店舗の自社小売店をTier I 、II都市に展開する予定だ。また、Dream Theatre社は今後2年間で10億ルピーを投資する計画だ。

UBM社の最新のレポートによると、世界的な経済危機にも関わらず、幼児・子供向けケア用品市場は成熟した市場よりも速い成長を見せるだろう。アパレル、靴類、玩具、幼児向け化粧品の需要が強く、2011年の同カテゴリーの市場は5,760億ルピーであった。2015年まで、年平均成長率17%にて成長すると予測される。

 

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