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【小売】インドAditya Birla Group 52.5億ルピー投資し小売事業を強化へ

Aditya Birla Group 会長のKumar Mangalam Birla氏によると、同グループの小売部門に52.5億ルピーの投資を行い、食品・食料雑貨品のビジネスを強化する計画があることを発表した。

同グループの小売部門であるAditya Birla Retail社は、同グループ傘下のKanishtha Finance and Investment社の子会社であるRKN Retail 社と転換社債を発行することを決定した。

計画によると、今年のうちに100店舗のスーパーマーケットと6~8店舗のハイパーマーケットを開店する計画だ。同グループのアパレル・小売部門の事業担当ディレクターPranab Barua氏によると、上記計画を実施するためにAditya Birla Retail社は借入限度額を現在の500億ルピーから750億ルピーにまで引き上げるという。

Aditya Birla Retail社は、この分野に6年前に進出してから、合計298.4億ルピーの損失がでている。しかし、最近は採算性が低い店舗の閉店や規模の適正化を行い、収益性が高い市場に注力してきたところ損失が減っているという(小売業専門コンサルティング会社Elargir Solutions社ディレクターRuchi Sally氏)。

Barua氏によれば、Aditya Birla Retail社はスーパーマーケットのような店舗規模でのビジネスモデルを実験的に行う計画があるようだ。「2013年度は事業全体で10%成長が目標」(同氏)とのことだ。

2012年3月現在、同社はより強いブランド力が高いスーパーマーケットを500店舗、ハイパーマーケットを14店舗運営している。なお2012年度の総売上高は196.6億ルピー、65億ルピーの純損失であった。

小売業界全体で見ても、2009年からインド全体として経済成長の減速や、金利の上昇、不動産関連プロジェクトの延期などが重なったことが背景にあると思われる。小売業者の中には資金難に陥り店を閉めるところもあった。

これらは多くの小売業者が積極的に経費削減する動きを高めることとなりサプライチェーンの改善等にも着目されるようになった。このような動きにより多くの小売業者が店舗レベルでの収益性の改善につながると専門家はみている。

 

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