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【FMCG】インド大手洗剤メーカーJyothy Labs社 南インドでの販売に注力

インド大手洗剤メーカーJyothy Labs社は、洗剤市場の激しい競争により、自社製品”Ujala washing powder”の販売エリアを南インド市場に限定し、プレミアム製品”Ujala Technobright”の販売を停止した。

同社は今、タミル・ナドゥ州やアンドラ・プラデシュ州など南インドに集中して洗剤”Ujala”を販売している。同社は17年前に洗剤市場に参入し、ケララ州で17%のシェアを持つ。なお同州ではHindustan Unilever社の”Sunlight”が23%のシェアを持っている。

同社の会長兼社長であるM.P. Ramachandran氏によると、現在7億ルピーの売上を持つ“Ujaja washing powder”は南インドで中価格帯ブランドとして売り出しており、高価格帯の洗剤“Henko”との競合を避ける意向だ。

“Henko”はJyothy Labs社がHenkel社から買収したブランドであり、同社がリニューアルしている。”Henko”は、”Mr White” や“Chek”などの洗剤と並ぶ大きな国内シェアを持つが、“Henko”を持ってしても、Jyothy Labs社の国内市場シェア成長率は、現在の2%から4%へと緩やかだ。

しかしインド洗剤市場では、”Henko”が年10%の比率で成長できる余地が十分ある。

「他の日用消費財市場とは異なり、洗剤市場のシェアの内約50%は地方中小メーカーが占めており、大手メーカー数社のみによる寡占市場ではないので”Henko”にはシェア奪取の余地が十分ある。”Henko”には10億ルピーの価値がある」(Jyothy Labs社のCEO兼常務取締役S. Raghunandan氏)

同社は最も強みをもつ石鹸市場でさえ、製品”Jeeve”の販売を南インドのケララ州に絞っている。一方で、Henkel社の石鹸“Mango”は、化粧用パウダーや洗顔などへのラインナップ拡充を含む多様な展開をみせている。実際に、“Mango”シリーズの化粧用パウダーや洗顔剤は、現在の東・南インド市場からインド全土への販売地域拡大を見込んでいる。

男性用デオドラント市場においても、Jyothy Labs社は競争に負けて駆逐されている。Jyothy Labs社は競争優位を獲得するために、Henkel社の消臭剤”Fa”の再販や、小分けの女性用デオドラント、化粧品パウダー、南アフリカでの単発広告キャンペーンを展開している。売上1億5千万ルピーを記録している”Fa”の主力製品に対して、広告費を25%増加させ、3年以内で”Fa”の売上10億ルピーを狙う。

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