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【美容】インド美容健康市場 FMCG各社が積極展開

インド・マハラシュトラ州BandraにあるサロンJazzUp Salonの店舗では、平日に30人、休日に50人の顧客が訪れ、ヘアカットに一人当り約700ルピー、フェイシャルトリートメントに5,000ルピー以上を費やしている。JazzUp Salonにとっては国内景気の低迷の影響を被っていないようだ。

デリーを拠点として爪・手足のケアを行うネイルスパでは、一日当り12~15人の顧客が訪れる。中には10代の若者でネイルアートに8,000ルピー以上を費やす顧客もいる。

サロンを利用している顧客の中には、綺麗になれるならもう数百ルピー費やしても構わないという声もある。

「サロン事業は不況に強い。経済低迷により縮毛矯正やカラーリングは控えるかもしれないが、ヘアカットやスタイリングは通い続けるだろう」と同サロンの創設者Konark Hari Gaur氏は語る。
フェイシャルエステは女性だけでなく男性にとっても日常的なものになりつつあるという。同氏は美容業界に転身する前にエンジニアであったことから、希望のヘアスタイルをコンピュータ上で表示するようにしている。

“Franchise India”創設者Gaurav Marya氏によると、インドでは男性も女性も共に見た目の良さが求められており、美容健康業界はその恩恵を受けているとのことだ。
美容健康市場は人々のライフスタイルやメディアの普及、ブランド認知など様々な変化により、年々成長している。需要拡大が見込まれる美容健康市場に対して多くのブランドが参入し、業界自体もより組織化されていく、とMarya氏は見る。

インドの国内景気が低迷している中で、サロン展開する企業は全国展開を検討している。

チェンナイを拠点に展開するFMCG企業CavinKare社は、2015年までに同社が展開するサロン“Green Trends”と“Limelite”店舗を350店舗展開する計画だ。

JazzUp Salonは、Fulcrum社と360 Degrees社からの投資を元に事業拡大を進める計画であり、今後4年間でフランチャイズ店舗を300店展開する計画だ。

フランスのDessangeは今後4年間で20~25店舗、JCBは2014年度までに20店舗開店する予定だ。

Hindustan Unilever社やGodrej社のような大手FMCG各社も、サロン分野に投資している。Hindustan Unilever社はすでにサロン“Lakme”と共に事業を行い、Godrej社はAdhuna Akhtar氏のサロンチェーン“b:blunt”の買収によりサロン市場に参入する計画だ。

また、フランスのDessangeやJean Claude Biguine(JCB)、南アフリカのネイルスパBio Sculptureのような外資大手ブランドも、地元の起業家やブランドサロンと共に市場参入が進んでいる。

インド美容健康市場は現在約700億ルピーだが、2015年には現在の倍となる1,500億ルピーに拡大すると見込まれている。

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