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【小売】多忙なインド都市部消費者の需要に応えるオンライン販売

インド都市部に住んでいる人々はあまりレジャーに時間を割かないという傾向は良く知られている。
今や人々はショッピングにすら満足に費やす時間がない。

インドでの消費動向に関する調査によると、都市部に住むインド人は1年に6日程度しかショッピングに当てていないという調査結果がある。
そのような人々の行動特性を踏まえ、新たな小売店のビジネス展開が急速に広がっている。
例えばオンラインで注文できる電子商取引やテレビショッピングや訪問販売などだ。このような小売業による収益は市場全体で22億ドルにものぼる。

Technopak社の調査によると、インドにおいて訪問販売や電子小売業による収益は年10億ドルを超えており、テレビショッピングは2億ドル市場だ。過去3年間における平均成長率は20%にものぼる。

このような販売チャネルが成長するためには大きく二つの要因、便利かどうかと、すぐに届くかどうかだ。

都市部に住む消費者は益々時間が不足しているため、消費者自身が商品を購入したいと考えたときに店舗に足を運ぶことは大変難しくなっていく。

またオンライン等により自宅でショッピングできることはとても便利だ。Homeshop18のCEOであるSundeep Malhotra氏によると、同社は年率ほぼ二桁成長を遂げており、注文の約4割が午後11時から午前6時の時間帯で注文されている。これは人々が帰宅する時間帯であり、労働時間が夜間にまで広がっていることが背景にあると見ている。

地域別に見ると、直販事業に関してはインド南部が最も市場が大きい。「南部では商品の価格はあまり気にせず、商品の質をとても気にする」とTupperware India社MDのAsha Gupta氏は語っている。同社では消費者からの需要の高まりを受け、新分野である栄養補助食品を展開する計画がある。

Technopak社によると、上記のような小売ビジネスは今後10年成長を続けるものと見ている。消費財メーカー等や小売業者は上記のような新たな販売チャネルの活用を検討する必要があるだろう。

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