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【アパレル】Marks & Spencer社、インドを重点市場として展開

イギリスの小売ブランドであるMarks & Spencer社(M&S社)は、母国事業の売上減少をくい止めるために海外事業の拡大を視野に入れており、インドにおけるスタイリッシュなファッションの流行促進に強い関心を示している。
同社は、「インドで現在展開している36店舗を2016年までに80店舗に拡大し、インドを最大の海外事業拠点とする計画である。」と発表した。

「我々は3年前にインドを重点市場としており、合弁会社との連携によりこの戦略が成功することを確信している。」と、同社のChief ExecutiveであるMarc Bolland氏はMumbaiでの新店舗オープンの発表会でコメントした。衣類製品の売上縮小により株主から厳しい圧力を受けるなか、同氏は2010年から高品質スタイリッシュな製品に注力した新戦略による事業再生に携わっている。
市場規模380億ドルと推定されるインドのアパレル市場で成功するためには、M&S社は世界最大級であるInditex SA社の”Zara”ブランドと対抗する必要がある。

決算報告によると、2009年以降M&S社はインドで黒字計上できておらず、2012年年度には、Marks & Spencer Reliance Retail社全体で2,595万ルピー(413700ドル)の損失を発表している。一方で、M&S社より10年後にインド進出した”Zara”の小売事業会社Inditex Trent Retail India社は、同年度に3億8,300万ルピーの黒字を発表している。

「”Zara”のインド進出によりM&S社の市場におけるポジショニングに課題を抱えており、インドのアパレル市場は非常に競争的な状況となっている。その一方で、M&S本社からインド市場への期待が続いている。」と小売コンサルタントのHarminder Sahani氏は語る。
同社はインド参入当初は現地小売会社のPlanet Retail社と合弁会社を組み、独占的で高級なブランドとしてマーケティングを行った。しかし、売上が伸び悩んだため価格の見直しを行い、手頃な製品として現在の小売パートナーであるReliance Retail社による流通チャネルを構築した。Sahani氏は、「M&S社はファッション性よりも製品の手頃さを強調することで売上を拡大することができるだろう。」と語る。

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