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【小売】インドのTwenty Four Seven社、セブンイレブンの形式を活用し拡大図る

インド版コンビニエンスストアを運営するModi Enterprises社の子会社、Twenty Four Seven Convenience Stores社は去年、日本のセブンイレブンからアドバイザーチーム5人を招集しコンビニ店舗の運営方法、設備やオペレーション体制に関する知見を習得した。セブイレブンチームから取得した知識を武器に、同社は今後5年で国内の店舗を5,000店舗まで拡大させる計画だ。現在はデリー首都圏を中心に40店舗を運営しており、ここ2年間で36店増のペースで拡大している。

同社は2005年にデリーのLajpat Nagarに第1号店を開店しており、それ以来、インドでは新しいコンセプトである24時間営業の店舗拡大に苦戦していた。しかし、K K Modi グループのExecutive Directorを務めるSamir Modi氏は、この2年間で“Twenty Four Seven”の店舗拡大に注力してきた。
巨大な市場でありながらセブンイレブンなどの大手小売企業がインドに進出していない理由には、政府の規制の他に、24時間営業の店舗に対する受容性の課題があげられる。当初、Modi Enterprise社もこの新しい形態の小売事業を普及させるため、効果的な戦略構築に苦労していたが、日本のセブンイレブンの知見を活用することにより、サプライチェーンの効率化や技術導入を行い急速な店舗拡大に成功した。

以前、同グループのFMCG企業Modicare社の代表を務めていたModi氏は下記のように述べる。「”Twenty Four Seven”のコンセプトとブランドはこれで確立したため、あとは利用者を増やすのみである。今は24時間営業の需要もあり、急な買い物や衝動買いの需要にも期待できる。」
主な利用者は、共働きの家庭、昼間は多忙なビジネスマンや購買活動が活発な若者などを想定している。

同氏によると、今年3月までに店舗数を増倍し80店舗に拡大させる予定だ。さらに、今後5年で各主要都市に100店舗、デリー首都圏で約500店舗を展開することを目標としている。中小都市ではそれぞれ約20店舗開設する予定だ。

また、インド全土で店舗拡大を図るにあたり、ほとんどの店舗をフランチャイズ運営させ、自社では10%程度を運営させる計画だ。店舗の面積は500平方フィートから2,000平方フィートとなり、8人から14人で3直のシフト制となる。Modi氏は午前2から3時に最も売上を見込んでいる。

これまで開設した店舗の多くが本通り沿いの店舗であるが、今後は空港や駅などの交通の拠点や、住宅地にも設置していく。同氏によると、同社は約1年前に黒字に転向した。2013年度は、昨年度の倍以上にあたる売上高10億ルピーを目指している。

同社は、インド最大の石油公社Indian Oil社と提携し、Indian Oil社のガソリンスタンドの店舗内に”Twenty Four Seven”を設置するフランチャイズ契約を締結した。現在の店舗数は10店であるが、将来的にはIndian Oil社が保有する21,000店のガソリンスタンド10%に設置することを目標としている。Modi氏によると、このようなフランチャイズ店舗の売上高は独立型店舗の約3分の1であり、1日当たり10万ルピーである。

Twenty Four Seven社は、今後の事業拡大およびフランチャイズモデルの促進に向け、100億ルピーを投資している。

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