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【化粧品】インドのMarico社、“Livon”ブランドでヘアカラー市場に参入

インドの大手消費財メーカーMarico社は、2年前にParas Pharmaceuticals社から買収した“Livon”ブランドでヘアカラー剤事業へ参入した。

“Livon”のヘアカラー剤は、市場リーダーであるL’Orealの製品よりも約30%低く価格設定されており、直接的な競合となるのはProcter & Gamble社の“Wella”、“Revlon”、Godrej社の“Expert”や“Streax”、CavinKare 社の“Indica”などである。“Livon”のヘアカラー剤製品は、既に一部の大型小売店で販売されている。

“Parachute hair oil”や“Safola”を製造する Marico社CEOのSaugata Gupta氏は、「低価格帯のクリーム状ヘアカラー剤の需要は、ヘアカラー製品の分野において最も急速に拡大すると期待されている。“Livon Conditioning Colour”はお手頃な価格で消費者の要求に応えることができるため、市場においても非常に良いポジショニングを取っている。」と述べる。

2012年、Marico社はイギリスのReckitt Benckiser 社からParas Pharmaceutical社のパーソナルケア製品のブランドを70億ルピーで買収した。対象となったブランドは、ヘアケア製品の“Livon”、制汗剤製品の“Zatak”やヘアジェル製品の“Set Wet”などが含まれる。

同社は本社のムンバイからアジア・アフリカの25か国に展開しており、競合のDabur社やGodrej社と同様に国内外の事業において多様なブランド展開を行っている。

インドにおけるヘアカラー市場は現在200億ルピーと推定されている。同市場には、ヘナ製品を除き、クリーム、粉末、液体、染粉などが含まれている。専門家によると、ヘアカラーの普及率は未だ36%であり、今後急速に成長する見込みである。

Marico社によると、インドのヘアカラー市場は、普及率の低い製品カテゴリーから中間のカテゴリーまで、成長の可能性に満ちた市場である。Gupta氏は、「“Livon”は既に強い顧客基盤を構築している。我々は今後ヘアカラー製品だけではなく、ヘアカラーにより生じる髪の傷みを改善するコンディショナー製品も展開していく予定だ。」と語る。

同社は近年、キラナショップ、大型小売店やコスメショップなどで販売網を拡大している。また、サロン事業者の情報によると、インドでは従来から黒髪のヘアカラーが最も売れていたが、近年では茶髪、金髪、赤紫髪などの売上が増えてきているとのことだ。

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