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【FMCG】インドのDhathriグループ、事業拡大に向けてアユールヴェーダ製品の科学実証を実施

アユールヴェーダ医学をベースとした医薬品やFMCG製品の製造・販売を手掛けるインドのDhathriグループは、伝統医学の近代化推進に向けて自社の40品のFMCG製品に対し科学実証を行った。現在Dhathriグループは非公開企業であるが、株式の20%にあたる約10億ルピーの投資をPEファンドから取得する方針を検討している。

同社は自社のアユールヴェーダ製品を一般市場で積極展開していくことを目標に、ヘアケアやヘルスケア、スキンケア製品を対象に科学実証を実施したと報告した。現在インドの医薬品規制ではこのような科学実証を義務付けておらず、企業側が自主的な取り組みとして行った事例はこれまで数少ない。

同社のChairman兼MDのSajikumar氏は、「我々が行った科学実証は、海外市場への展開計画も視野に入れた取り組みである。国の規約によって、我々の製品は医薬品ではなくnutraceuticals(機能性食品)の品目に分類されるケースもある。」と述べる。

同社が実施した科学実証は、ケララ州、タミル・ナドゥ州およびカルナタカ州の地域を対象に、チェンナイに本拠を置くAurous HealthCare社により実行された。同実験は、インドのMinistry of Health & Family Welfare(健康家族福祉省)のDepartment of Ayurveda, Yoga & Naturopathy, Unani, Siddha and Homoeopathy (AYUSH局)により認証されている。

Dhathriグループは、現在インド南部の3州(ケララ州、タミル・ナドゥ州、カルナタカ州)、および海外市場では中東、シンガポール、マレーシアやオーストラリアにおいて事業展開しており、今後は欧州市場への参入も検討している。米国市場に進出するために、現在米国FDAに対し製造拠点の設立、および製品の認可を申請している。

また、同社は今後2年間以内の株式公開も視野に入れている。

・Dhathriグループの拡大計画
アユールヴェーダ医薬の分野で300年間以上の歴史を持つDhathriグループは、インドの北部地域での販促強化に向けて10億ルピー規模の投資計画を実行する。

同投資計画にはインド国内だけではなく、海外市場への事業拡大も含まれている。代表のSajikumar氏は現在同社の株式98%を保有しており、残りも親族によって保有されている。

Dhathriグループはマハラシュトラ州とカルナタカ州で入院施設3棟と診察クリニック9棟を含む計12棟の病院施設を運営しており、そこで自社の処方箋を70製品程販売している。

同社の2013年度の売上高は約12億ルピーと推定されており、2015年度には16億5,000万までの拡大を見込んでいる。

また、同グループは自社ブランド”Soukyam”で低カロリーの健康食品を新発売する計画だ。今後2、3ヶ月で”ragi”を使用した健康食品など、新商品を積極的に展開していく。
さらに、同グループは伝統医学の研究開発において革新的なアイディアの創出および発展を促進させるため、次世代のアユールヴェーダの研究を手掛けるNPO団体”Grow Ayurveda Foundation(GAF)”を設立する予定だ。

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