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【化粧品】インドModi Revlon社、大衆市場向けに新ブランドを展開

インドの化粧品メーカーModi Revlon社は、これまでRevlon社が展開してきた”Revlon”ブランドの製品から約60%も価格帯を引き下げた新たなブランドを展開する。これは国内最大のライバル”Lakme”や”L’Oreal”ブランドに対抗するための新たな挑戦となる。新ブランドは中小都市に住む大衆消費者を主なターゲットとし、2014年の4月から6月の間に本格展開される見通しだ。

Modi Revlon社のChairman兼Chief ExecutiveのModi氏は下記のように述べる。「これまで我々が展開してきた製品は、価格やパッケージに問題があっただけでなく、流通範囲も限られていたため売上拡大が厳しい状態であった。」
Modi Revlon社はインドのUK Modiグループと米国のRevlon社により設立された出資比率74:26の合弁会社である。これまで米国Revlon社が主体となりブランド構築に取り組んできたが、国内における未だ浸透率は低く、これからは”Revlon”のブランド名は控え目で展開していきたいとModi氏は出張する。

同社の新ブランドは、ネイルカラー製品を最小60ルピーから、およびリップカラー製品を200ルピー以下という価格帯で販売される予定だ。低価格化戦略によりTier IIやIII都市のボリュームゾーンの開拓を狙う。

Modi Revlon社は1995年からインドで事業展開しており、大衆市場への参入はこれで2回目の挑戦となる。
2002年には10代の消費者向けブランド”StreetWear”を立ち上げ、リップカラーおよびネイルカラー製品を発売した。しかし、弱い流通基盤や不十分なマーケティング活動などの課題により”StreeetWear”が飛躍することはなかった。今後の見通しについて、Modi氏は「少なくとも今後数か月では撤退させるつもりはない。」と述べる。

フランスの大手化粧品メーカーL’Oreal社はインドでも業界第2位のブランドであり、インド市場に独資で参入している。また、日本の資生堂も国内での事業拡大に向け、将来的には100%子会社を設立する予定であるとのことだ。
Revlon社の独資による子会社設立の可能性について、Modi氏は現時点では検討していないと述べる。ModiグループとRevlon社における合弁は永久契約であり、もしRevlon社が独資会社を設立する場合、契約解消は同社の合意が不可欠となる。

インド市場における最大の競合ブランド”Lakme”や”L’Oreal”が、スキンケア、ヘアケアやカラー化粧品、すべての事業に注力する一方で、”Revlon”はヘアケアやフレグランス事業にあまり目を向けてこなかった。
Modi氏は、「Revlon社のグローバル戦略に基づき、我々はカラー化粧品を主軸としていく。」と述べる。現在、同社の総売上においてカラー化粧品は約70%を占めている。

Data Monitorの情報によると、インドの化粧品市場は現在82億ドル(5,024億5,000万ルピー)と推定されており、年間11.4%で成長している。専門家によると、インドでは身だしなみ意識が向上する新中間層の拡大、女性の社会進出、および近代的なデパートやモールの増加などの要因により、国内の化粧品市場は今後も著しい成長が見込まれる。去年、Bobbi Brown CosmeticsやBottega Di Lungavitaなどの国際的な高級ブランドもインド市場に参入している。

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