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【化粧品】L’Oreal社、低価格ヘアカラー製品を投入し大衆市場に参入

化粧品大手メーカーL’Orealのインド法人L’Oreal India社は、インドで既存のヘアカラー製品より価格を3分の2引き下げた製品を新発売した。この革新的な新製品”Garnier Black Naturals”の販売価格は1パック39ルピーで設定されており、世界的に高級ラインを狙う同社にとって過去最安値のヘアカラー製品となった。同社は製品の低価格化により、150億ルピー規模と推定されるインドのヘアカラー市場での事業拡大を狙う。

L’Oreal India社Consumer Products 部門のDirectorを務めるGhosh氏は、インド市場での戦略について下記のように述べる。「インドでの事業を確立させるためには、大衆市場での展開は不可欠である。我々はそのために過去2年間に渡り、インド市場に特化した商品の開発に注力してきた。」
これまでインドで高級ラインのヘアケア製品やスキンケア製品を展開してきた同社は、大衆市場を狙った新商品をまずは国内7州で発売する。

現在L’Oreal社はインド都市部のサロンサービス市場において75%以上のシェアを占めており、P&G社の”Wella”やドイツの”Schwarzkopf”などの競合に大幅な差をつけている。しかしヘアケア製品の事業では、最近クリーム状ヘアカラー業界初となる小パックの製品を1パック30ルピーという破格な価格で発売した地場メーカーGodrej Consumer社と熱い市場競争を繰り広げている。
Godrej Consumer社のVivek Gambhir社長は、「”Godrejc Expert Rich Hair Crème”が驚異的な売上を記録して以降、競合ブランドは次々と類似の製品戦略を打ち出し始めている。しかし我々は、競合が多く存在することは消費者にとってもメリットであり、我々にとっても製品の普及や消費を促進させるため良いことだと考えている」と述べる。

業界データによると、インドのクリーム状ヘアカラー市場では、現在L’Oreal社がトップで30%を占めており、Gorej Consumer社はそれに次ぎ22%を占めている。

L’Oreal社のGhosh氏は、「我々の新商品は、パウダー状のヘアダイ製品を使用している消費者をターゲットとしている。また、非必需品の支出を抑えたい消費者向けでもある。」
同社は製品の低価格化により急速に拡大している中間層の獲得を狙っている。ヘアケア製品以外にも、同社は近年美白クリーム”Garnier Fair Miracle”を10ルピーと49ルピーの小パックで発売し、業界トップブランドである競合HUL社の”Fair & Lovely”に対抗する動きをとっている。

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