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【外食】インドの外食産業、今後も海外ブランドの参入が相次ぐ見通し

130億ドル規模と推定されるインドの外食産業には既にMcDonald’s、Subway、Nandos、Domino’sやKFCなど海外の大手ブランドが進出済みであるものの、市場への参入余地はまだ多いにあるようだ。

今年8月、米国の人気外食チェーンブランドGreat American Cookies、Forever YogurtとQuiznosがインドのコルカタやデリーに新店を開設し、今年下旬にはバンガロールにも店舗をオープンする予定だ。Great American Cookiesは焼き立てのクッキー、ブラウニー、クッキー・ケーキやその他焼き菓子の専門店であり、Forever Yogurtは60種類ものヨーグルト、及び60種類のトッピングをセルフサービスでカスタマイズし、計量式で支払う仕組みのお店である。また、Quiznosはシェフオリジナルのサンドウィッチやトーストされた薄い生地のピザをメニューに揃える。ファストフード店である。

これらの3ブランドのフランチャイザーとなるPolo Towers Groupの子会社Polo Foods社は、2018年までにこれらのブランドの店舗をインドで100店舗オープンすると言う。Polo Towers GroupのCEO、Deval Tibrewalla氏は、「我々は独立店舗とエクスプレス店舗の両方の店舗形態を展開させる。店舗の場所によるが、独立店舗の場合は400~600万ルピー、そしてエクスプレス店舗の場合は150~200万ルピーくらいの投資がかかる。」と述べる。

同氏によると、インドの外食サービス市場は2018年に290億ドルを突破すると推定されている。

新たな3ブランドが参入する各市場には、オーストラリアのクッキー店舗Cookie Man、米国のサンドウィッチ店Subwayや世界各地の有名フローズン・ヨーグルト店舗Yogurberry、Kiwi KissやBerryliteなど、既に大手プレイヤーが地位を確立している。

Pricewaterhouse Coopers社Retail &Consumer Practice部門の代表Rachna Nath氏は下記のように述べる。「消費者の新たなブランドへの関心は強いが、そのブランドが市場で持続的な成長を遂げるためには、Domino’s、McDonald’sやPizza Hutがしてきたように、現地の嗜好に合ったメニュー開発を行う必要がある。」と語る。

一方で、日本のチョコレートブランドRoyceはインド全土において存在感を高めている。インドのBurgundy Hospitality社により展開されているRoyceのブランド店舗は、去年ムンバイで2拠点を開設し、今月バンガロールに新店がオープンする。2018年までには主要都市で合計20店舗の展開を計画している。

Royceチョコレートは125グラムのバー1個で400ルピー、125グラムの20個入りの箱1個で1000ルピーである。Burgundy Hospitality社DirectorのSamir Gadhok氏は、「ムンバイで発売した時は、1ヶ月で3ヶ月分の在庫を完売しており、これはRoyceチョコレートの品質やおいしさを物語っている。」とコメントしている。

地場ブランドだけでなくグローバルのチョコレートブランドが競争する市場で、Royceはどこまでの存在感を確立させることができるのか。Deloitte India社Consumer Business部門のSenior Director、Gaurav Gupta氏は、 「インドでは、チョコレートなどのカテゴリーでは一人当たりの消費額は低いため、逆にRoyceのようなニッチなブランドしか成長しない。インドではプレミアムチョコレートの需要は多いにあるため、今後数年は成長市場となるだろう。」 と述べる。

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