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【アパレル】ユニクロなどの外資アパレル企業、インドでの生産・調達に注目

インドのアパレル輸出振興協会(Apparel Export Promotion Council)によると、日本のUniqlo社はインドへの輸出パートナーを検討するため、国内の大手生産業者や輸出業者10社に関する調査を依頼した。

同協会の関係者は下記のように述べた。「インドにおける繊維・縫製品の生産、及び素材調達産業は国際的な競争力を持っている。我々はUniqlo社に対して、Orient Craft社やGokaldas Exports社などを含む生産業者や素材調達業者を紹介した。また、生産拠点としては、Ludhiana、AhmedabadやTirupurが検討されているようだ。」

安価な労働力や繊維品素材の安定供給などの優位性を有効活用し、インド政府は繊維・縫製品業界の競争力強化に注力していくとのことだ。 カンボジアやバングラデシュなどのアパレル輸出国において児童労働の問題が深刻化しており、その他の国でも遅れた生産機械や技術を使用しているなどの問題がある中、多くの外資アパレル小売企業はインドにおける生産・素材調達、及び輸出の促進に注目している。

PwC India社のRetail and Consumerの責任者Rachna Nath氏は、「世界のアパレル産業における生産・素材調達場所は、数国に集中している。アパレル小売企業にとって最も重要な条件は持続性であり、インドはそれを長期的に保証できる可能性を持っている。」と述べる。
一方で、Technopak社のChairman、Arvind Singhal氏は、繊維・縫製品の生産・調達産業の活性化に対し消極的な意向を示す。「多くの大手外資メーカーは既にインドから素材調達を行っている。このような企業から投資があれば産業は活性化するが、多くはインフラ構築に投資している訳ではなく、ただ委託先から素材を調達しているだけであるのだ。」
同氏は、労働環境の課題を抱えつつも、バングラデシュの方がアパレル小売企業にとって魅力的な生産・調達国であると指摘する。

Boston Consulting Group社の調査レポートによると、インドにおけるアパレル市場は、今後7、8年間で現在の4倍に当たる2,250億ドルに到達する見込みである。

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