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【小売】米国Walmart、インド事業に62.3億ルピーを増資

米国の大手小売Walmart社は、インドでキャッシュ・アンド・キャリー業態の小売事業を拡大させるため、6月に同国の現地法人Walmart India社に対して62.3億ルピーの増資を行った。今回の投資により、同社によるインド事業への投資額は200億ルピーを超え、インドの小売業界においては最大の投資額となった。

これまで米国の親会社はWalmart India社に132.8億ルピーの出資を行っていた。今回は、2013年にBharti Walmart社が提携解消して以降、初の増資となる。

4月に発表された最新の年次報告書によると、Walmart社はBharti Enterprises社との提携を解消するためにおよそ3億3,400万ドルを支払っており、その影響により同社の2013年の連結売上高は1億5,100万ドルの赤字となった。同社はBharti社の保有株式を買収し、完全子会社化するために1億ドルを支払ったとのことだ。また、債権やその他の投資を含め、2億3,400万ドルも追加で負担していると報告している。
今回の新たな投資は、既存事業の運営及び拡大に投入される見通しだ。「この増資はキャッシュ・アンド・キャリー業態事業の流動資本や設備投資に対する投資である。」とCEOのKrish Iyer氏は述べる。

Iyer氏によると、インドにおける小売の卸売市場は3億ドル規模であり、2020年までに7億ドルに拡大する見通しである。

Walmart社は現在インド国内で卸売小売店舗”Best Price”を20拠点展開している。同社は今後数か月で店舗を増設し、現在LucknowとHyderabadで実施しているeコマースを活用した会員制の宅配サービスの事業もインド全土に拡大させていく計画である。
代表者のRajneesh Kumar氏は、「現在LucknowとHyderabadで実施しているB-to-Bのeコマースプロジェクトでは、非常に良い反応を受けている。このバーチャルな買い物体験を今後数か月でインド全土の会員メンバーに提供する予定だ。」と語る。

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