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【FMCG】P&G、インドのFMCG市場で3位に上昇

世界最大手の一般消費財メーカーであるProctor & Gamble(P&G)社は、インドのFMCG市場で著しい成長を遂げている。同社のインド事業の売上高は過去3年間で約2倍に拡大し、国内のFMCG市場では長年のライバルNestle社とITC社を抜き、現在3位となった。同社はインドで3つの事業を通じ、洗濯用洗剤やシャンプー、シェーバー、生理用品など幅広い製品を展開しており、2014年3月末に終了した会計年度では、事業全体の合計売上高が927.4億ルピーに到達したと発表した。

 

現在、インドのFMCG市場のトップを率いるHindustan Unilever(HUL)は、P&G社の約3倍の売上規模であり、日用品やパーソナルケア用品のセグメントで直接的な競合となっている。一方でHUL社に次ぎ第2位であるAmul社はP&G社の約2倍の売上高を上げているが、取り扱う製品カテゴリーが異なるため直接的な競合には該当していない。
FMCGメーカー各社の近年の市場争いについて、Edelweiss Securities社のAssociate Director、Abneesh Roy氏は「P&G社は徐々にHUL社に追いついてきたものの、HUL社はこの3年間で奪われたシェアを回復し始めている。」と述べた。同氏によると、HUL社はマーケティングや革新的な新商品の開発、販売網の拡大など様々な面において取り組みを強化している。近年、P&G社も長年かけて開発した”Oral B”を発売したが、現時点の売上は期待を下回る結果となっているようだ。

 

P&G社の関係者によると、同社のグローバル戦略の中でもインドは成長市場として位置付けられている。近年、同社は経営階層の排除による戦略実践の効率向上を狙い、インド、中東、及びアフリカ地域における事業をIMEA地域で統括する、大幅な組織編制を行った。

 

同社は現在インドで3つの事業を展開している。一つ目は女性用衛生用品”Whisper”やのど飴”Vicks”を展開するP&G Health & Hygiene社、二つ目はシェーバーや周辺商品を展開するGillette India社、そして三つ目は”Ariel”や”Tide”などの洗濯用洗剤を手掛けるP&G Home Products社である。同社はこの10年間、年間成長率25%で成長し、過去2年間で合計200億ルピーをインド事業に投資している。

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