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【FMCG】インド、地場ヘアオイルブランドの買収が活発に

現在インドのFMCG業界では、2つの地場ブランドの買収を巡った市場争いが繰り広げられている。

 

一つ目は、アーユルヴェーダ・ヘアオイルのブランド”Kesh King”であり、日用品の大手Emami社やMarico社などのFMCG企業が取引を交渉中であるとのことだ。同ブランドはパンジャーブ州を本拠に置くSBS Biotech社が展開しており、市場における価値評価は200億ルピーと推定されている。”Kesh King”の売上高は年間35億ルピーを超え、営業利益は18億ルピーに及ぶ。

 

また、同じくアーユルヴェーダ・ヘアオイルや石鹸製品を展開するMosons Extractions社の”Indulekha”ブランドも、近年Wipro社や複数のPEファンドなどによる買収が検討されている。同ブランドの売上高は年間15億ルピーと推定されている。

 

近年、FMCG業界では事業強化を狙ったブランドの買収が活発に見られる。大手Marico社は2012年にParas Pharmaceuticals社のパーソナルケア事業(”Set Wet”や”Zatak”、”Livon”)を買収しており、Emami社も調理用油ブランドの”Rasoi”や女性向け衛生用品ブランドの”She Comfort”を買収し事業ドメインを拡張させている。

 

インドのヘアオイル市場は現在約600億ルピーと推定されており、Marico社とDabur社の2社による独占状態である。近年、特に地場メーカーはグローバル企業との差別化を図るため、付加価値のある製品の投入に注力しているようだ。

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