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【スポーツ】アシックス、インドで販売会社を展開

これまでReliance Retail社との販売代理契約を通じインド市場で展開してきた大手スポーツウェアメーカーASICS社は、2015年4月から自社の直接販売に乗り出すことを発表した。同社は初年度で売上2億8,000万ルピーを目標としている。

 

同社は2009年にインド大手財閥系のReliance Retail社と独占販売代理店契約を締結しインド市場に進出を果たしたが、2015年3月の契約終了に伴い自社の現地法人ASICS India社に販売機能を持たせ直接販売を開始する。ASICS India社はこれまで販売代理店のマーケティングやプロモーション活動の支援を行ってきたが、インドでの販売強化を目指し今後からは販売会社として展開していく。

 

ASICS India社のDirector、Rajat Khurana氏は、「世界的に見ると、当社の売上のほとんどはマルチブランドを取り扱う小売店舗から来ているが、インドではマルチブランド店舗が少ない。そのため、我々は今後5年で80店舗を開設する予定だ。」と述べる。

 

同士によると、7月に初店舗がオープンし、初年度で国内に5店舗の開設を予定している。同社の店舗は主要都市に開設される。現在インドで販売している商品はすべて輸入品であることから自社の専門店を展開することが許可されておらず、直販店舗はフランチャイズ形式で展開される。

 

同社はインドのスポーツウェア市場では参入が比較的遅く、Nike社やReebok社、Adidas社などの世界大手メーカーと比べるとブランド知名度はまだ低い。同社はランニングシューズの業界では世界的な大手メーカーであり、インドでもこの分野を中心に市場開拓を目指している。

 

Khurana氏は、「インドのスポーツウェア市場は、組織化された市場で約300~350億ルピーと推定されている。2010~2014年の間は年間15-20%の成長率で拡大しており、ランニングシューズの分野のみで見ると成長率は20-22%の高水準であるため、潜在的な市場であることは間違いない。」と語る。

 

ASICS社は初年度で売上高2.8億ルピー、3年後にはその3倍までの事業拡大を目標としている。他国と同様にインドでもフットウェア用品に注力する予定であり、売上高の約75%を占めると見込んでいる。

 

同社は2008年からインド最大のマラソン大会、Mumbai Marathonの公式スポンサーとして活動しており、他の主要なマラソンイベントにも積極的に参画していく予定である。また、同社はインド含め世界各国でネット通販を展開しており、初年度は売上の1割を占めると見込んでいる。

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