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【パーソナルケア】Colgate社、過去15年で最高のシェア54.5%

消費者主導のインド各市場において、Maruti SuzukiやNokiaなどの寡占的な企業の多くは、競争の激しい市場の中でシェアの低下と戦い続けることになる。

自動車市場では、最大手の自動車メーカーのシェアも今日では50%を下回り、最大手の携帯電話メーカーもSamsungの脅威に脅かされることになる。

 

そのような背景の中、オーラルケア分野では、老舗ブランドが安住し続けるのではなく新たなブランドが台頭しようとしている。2012年上半期、Colgate Palmolive India社の歯磨き市場でのシェアは54.5%となり、1998年以来最高の値を記録した。マーケットリーダーが市場を占拠する珍しいケースとなった。

例えばインターネット検索最大手のGoogle社のようにほとんど競合がいない寡占市場とは異なり、Colgate社のシェア拡大は非常に競争が激しい市場であったことが特徴的だ。

その背景には新商品の発売にあわせた積極的なマーケティング活動と大幅な広告費用を投入したことが挙げられる。

インドのColgate社にとっての最大の脅威は「Close-Up」「Pepsodent」という二大ブランドを持つHindustan Unilever社であり、「Aquafresh」「Sensodyne」を抱えるGlaxoSmithKline Consumer Healthcare社だ。

かつて2000年代中ば頃では、インドの伝統的医学であるアーユルヴェーダをもとにしたブランド製品を持つDabur社が市場を先導し、ViccoやAnchorを含む各地域のブランドが存在していた。そのような中でColgate社が市場シェアを獲得できたのは、製品セグメントの設定力と強力な販売網による部分が大きい。

主力のColgate Dental Creamには、子供用歯磨きやホワイトニング製品も含め、少なくとも10の派生製品があり、口内洗浄液(Plax)や、ヘッドが柔軟なものや舌をきれいにするものなど歯ブラシの拡張製品も充実している。このようにして、Colgate はオーラルケア製品を同社の売上の80%以上を占めるまでに成長させた。

Colgate社 は幅広い製品群を要しオーラルケア製品を同社の売上の80%以上を占めるまでに成長させた。同社はインドで最大規模の販売網を持ち、その販売店はインド全体で450万拠点にも及ぶ。

このように成功を収めているものの市場の一部ではHUL社やProcter & Gamble社等の攻勢に出るとの見方もあり、同市場での競争はさらに激しいものになるだろう。

 

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